Chick Habit


Tom-H@ckさんの書いたあずにゃんのキャラソン「私は私の道を行く」とか、はがないのOP「残念系隣人部★★☆(星二つ半)」を聴いていると、どうしても「この人は凄くJane's Addictionが好きなんじゃないか?」と思ってしまう。でもたぶん本人にそう訊いても「さぁ、なんとなく名前は聞いたことあるけど」と返されるんだろう。一般的にミクスチャーのハシリというイメージを持たれているらしいJane's Addictionですが、わたしいわゆるミクスチャーっぽいバンドってJane's以外だとレッチリとFaith No MoreとFISHBONEぐらいしかちゃんと聴いたことがないんですよ。だもんで、そこへU2のデジタルロック(この響きも既に懐かしいってか死語)を突っ込むと残念系隣人部なるのかぁ〜とか、勝手に納得してたんですけどね。



これがJane's Addictionの1stアルバムのジャケットなんですけど、まぁ普通に買いますよね。見るからにポジパンっぽいし。実際に聴いてみるとやっぱりアメリカのバンドだなぁという印象だったわけですが、ヴォーカリストペリー・ファレルがインタビューでポストパンクから強く影響を受けていることを語っている通り、そこはかとなく漂うゴシック風味がなんとも言えない名盤です。サザン・デス・カルトほどではないけどデス・カルトぐらいには、って感じかな。というか、ファレル以外のヴォーカリストが歌ったら普通のロックに聴こえると思う。変声期が途中で止まっちゃったんじゃないかっていう声もキャラも中性的な人で、髪型や衣装もモロにポジパンぽくて面白いんですよ。肘まである黒いレースの手袋してたり。てかポストパンクってジャンルはポジパンネオアコに関係なく中性的であることは必須みたいなところがありましたよね。ハードコアパンクがマッチョな方にいったぶん、逆に振り切れたというか。そっちが暑苦しく攻めるならこっちはシニカルでいくぜみたいな。



おにゃのこ至上主義の当方としては、ここからスージー・スーとかミレーヌ・ファルメールとかオール・アバウト・イヴとかXマル・ドイッチェランドとかダニエル・ダックスとかコクトーミランダデッドカンと繋げていきたいところですが、そのへんはchouchou noirお姉さまのブログを読んだほうが1億倍タメになるので取りあえずおいておくとして、ペリー・ファレルがJane's Addiction解散後に結成したPorno For Pyrosのライヴ映像を。Porno For PyrosはJane's Addictionよりダークサイケな雰囲気でナイスなんですが、それよりもバーレスク隊の女の子が絡むさまをお楽しみくださいってことです。と、いい具合に百合で落とせたところでもうひとつ。


RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンのスタッフブログ。Cut 編集部日記 - いますごく好きな百合マンガ。
ロキノン系の音楽誌『CUT』編集部ブログでえばんふみ先生の『ブルーフレンド』が紹介されてます。1月号のけいおん表紙&アニメ特集でタガが外れたのかな。なんというか『けいおん』の底知れなさに戦慄しつつ山田監督可愛いよ山田監督。映画『エコール』の大ファンだと知ってさらに好きになったよ山田監督、ってことで、うまく書き出しに繋がったところでまた次回。