アスピリン

最近ずっと鎮痛薬のお世話になりっぱなしである。起きている間中、ずっと頭痛が続いているような気がする。なぜ「気がする」なのかというと、前兆を察知すると、すぐに用量を守らずに薬を飲むので、実際に頭痛がおこっているのかどうかはわからないからだ。年をとるにつれ、痛みもどんどん威力を増している。いったん頭痛がはじまると、もう立っていられない、つーか吐く。ずっと多量の鎮痛薬を体に入れているため、なんだか酔っぱらい続けているような錯覚に陥ることもしばしばだ。そしてやっかいなことに、それがとても心地良い。もともと薬遊びが大好きなもんで。きのうもマリみてでいろいろと妄想していたら、気付かぬうちに3時間も経っていた。「なにやってんだオレは」と「気味が悪い」とがないまぜになった、なんとも居心地の悪い感情に支配されたことは言うまでもない。しかも今この瞬間、コーヒーの中で溺れ死んでいた虫らしきものを飲み下してしまったのだが、意識がはっきりしないせいで、気持ち悪さも湧いてこない。まぁ連続飲酒よりはぜんぜんマシだろう、などとタカをくくっているのだが。瞳孔は開きっぱなしだろうけど。