明らかになる秘密

skb_mate022005-11-12

今月10日に書いたMeltykissのCMソングですが、なんとholy-mさんがわざわざ調べてくれました。じつにありがたし。しかしてそのタイトルは「シークレット・ガーデン」、歌:ジェシー、作編曲:磯谷健、CMのために書き下ろされた曲で、音源化の予定はなしとのこと。そうですか、磯谷健だったですか。えーと、どんな人かというとね、んーと、えーと、ええい、めんどくさい!(ググり中)えっとですね、「80年代後半より、作曲/編曲/プログラマー/マニピュレーターとしての活動を開始。ヴィーナスペーター、シークレットゴールドフィッシュ等のレコーディングに参加。声優アイドルのアレンジャーとしても活躍。とくに、椎名へきるとの仕事は、アニメオタクの間で「へきロック」と呼ばれ伝説化している。打ち込み系アレンジャーとして、フリップフラップ沖野俊太郎鈴木剛、本木雅広などの作品に参加。CM音楽も手掛ける」方ですよ(パーフリオタにはお馴染み、和光大学の紹介文から引用)。じつは上原多香子が出演していたFinePix富士フィルム)のCMソング ―スウィング・アウト・シスターのカバーだったんですが― のアレンジを手掛けていたのも磯谷健でして、こちらはナデージュが歌っておりました*1。ナデージュといえば、とても聴けたもんではない1stと2ndを経て、心機一転オーパススリーを意識したようなニューエイジ/アンビエントへ転んだ3rdがわたしのお気に入りで、当時かなり聴き込みました*2。そういや、1曲目のタイトルが「ジャタンドレ」だったなぁ。ボーカルの娘以外、すべて日本人で構成されていたプリズマチカと同じように<エセ><似非>呼ばわりされていたナデージュが、わたしは大好きです。ちなみに、その3rdが出てしばらくしたころ、ナデージュが初めて日本人アーティストを手掛けたという触れ込みで、SARAHというボーカリスト(もちろん女性)がデビューしたのですが、アルバム2枚とシングル数枚を出したのち、ひっそりと消えていきました。メインソングライターに坂本裕介(元キー・オブ・ライフ。オタ的には、ブロッコリー制作のアニメ主題歌でお馴染みですね)や佐藤正治といった、そのスジの人ならグッとくる布陣での好盤をリリースしていたんですけどね・・・。halとほぼ同期なのですが、どちらも不発っぽい感は否めないなと。ジェシーについては、不治ゲルゲ氏がアツい記事を書いておられるので、そちらを参照のこと*3

*1:http://www.cdjournal.com/main/research/research.php?rno=731

*2:引き合いに出されるのが、もっぱら<ジェーンのカバーで一発当てただけ>と認知されているオーパススリーでは、ナデージュにも立つ瀬がないだろうけど。そしてその認識は、大方当たっていると思います。ただオーパススリーのふたりが、ボーカルのカースティと出会ったときのことをどこかで語っていたんですが、それがグッときたんですよ。いわく、「小鳥のさえずりをDATに録るため、ふたり連れ立って森へ行ったところ、そこで花を摘んでいたカースティと運命的な邂逅」を果たしたそうですわ。なんかもう、きのこ狩りが趣味というロベールぐらいヤバいわけですが。ていうか、多分に創作が入っているであろうそんな逸話を、惹句になりうると思い込んでいるあたりがもう、かなり萌えますね。それを知ってから、セイント・エティエンヌと同じくらい好きになりましたよ。キス・オブ・ライフにも、似たような逸話がありましたが。キス・オブ・ライフのボーカルの娘って、たしかジュリー・アンドリュースの姪だったような・・・いや、イジットの後期にいたイモージェンだったかな。まぁいいや。ちなみにカースティは、90年代にソロアルバムを一枚出してます。あんまりパッとしない内容だったと思うけど。でもって彼女の父親は、ライブラリー音源で有名なアラン・ホークショウだったりする。

*3:http://d.hatena.ne.jp/fujigelge/20050820