雑感

skb_mate022004-06-25

なんとなく小耳に挟んだのだが、最近の運動会では、順位を決めなかったりするらしい。ミスコンを批判するフェミニスト団体があるってのは知ってたけど*1、教育の現場までそれやっちゃいますか。それもゆとり教育とやらの一環なのだろうか。もしくは、受験戦争を贖罪したつもりになってるのか?偽善というより欺瞞ですね。どうせ会社に入れば、成果主義が待ち受けてるっていうのに。もともと日本人には自己実現やブランド*2崇拝の傾向が強いんだから、どんどん競争させればいいじゃねぇか、と思います。やりたくない人間はやんないだろうし。実際、わたしもそれに嫌気がさしてドロップアウトしたクチですから。
「流行りに流されない云々・・・」といった物言いをよく耳にするけれども、流行りに流されない=メディアの口車には乗らない=確固たる自己を持っている=精神的に自立している=なんかわたしって高級、みたいな短絡的思考はやめてほしいですよね。流行には無頓着(興味はある)ぐらいがいいのではないかと思います。他人は他人、自分は自分、ってのが個人主義でしょ?なんでお互いの価値観を尊重できないのかなぁ。だいたい、流行ってものがあるおかげで、これだけ巨大な消費を生み出せてるんですよ*3。流行りに流されないみなさんも、その恩恵は「たっぷり」「こってり」受けちゃってるんですから*4。強盗に入られて警察呼んだはいいものの、「警官は嫌いだから、ウチには入るな!外から何とかしろ、外から!」ってなアホっぽい光景は見たくないものです。
そうそう、『The MTV Movie Awards 2004』という映画賞があるそうで、『Kill Bill』の栗山千明たん扮するGOGO夕張と、ユマ・サーマン扮する・・・ん?役名なんだっけ?まぁいいや、そのファイトシーンがですねぇ、「Best Fight Award」を受賞したそうですよ。実にめでたい話ですな。ソースはこちら
あと、今晩20時から『fuzzy aroma candy』というイベントがあります。詳細はこちら。お時間の許す方は、ぜひお越しくださいませ。
追記 遊佐未森さんの曲で「テーブル・エンド・エンジェル」ってありますよね。あれって『エンジェル・アット・マイ・テーブル』(ジェーン・カンピオン*5にインスパイアされたんですかねぇ?ゆうべ突然思い付いて、ものすごく気になってる。ついでに言うと、どうしても『瓶詰妖精』のイメージが被ってしまう。う〜む・・・
《today's tune》Frasco / 雪に愛を灯して 〜 cute 〜

*1:そういう人たちにとっては、おそらく援助交際も支配や搾取の一種なんだろうなぁ。尾崎豊氏の歌詞を地でいくような感覚がすごいなって思うんですが。で、おそらく尾崎豊氏のそれはポーズだったと思うし。そういうことを考えるとき、いつも思い出すのが、『主婦マリーがしたこと』(クロード・シャブロル)という映画。

*2:もちろん、ファッションブランドに限りません。

*3:ウォーホルじゃあるまいし、「God Is In my Wallet」とまで言うつもりはないですけど。

*4:そういえば、モーマスの『フィロソフィー・オブ・モーマス』ってアルバムがありますよね。そのセルフライナーに、流行についてのおもしろい文章が載ってました。そこで彼は、流行はウイルスによって引き起こされるもので、それはメメと呼ばれる。たとえば、ベースボールキャップを斜にかぶることはメメである、とか書いてました。で、たしか流行に敏感な女子高生とかについても書いていたのですが、いまちょっとアルバム自体がどこにあるかわかんないので、見つけたらまた詳しく引用しようと思います。

*5:わたしの選ぶ天使もの映画のタイトルベスト3は、『ベルリン・天使の詩』(ヴィム・ヴェンダース)、『天使とデート』(トム・マクローリン)、そしてこの『エンジェル・アット・マイ・テーブル』(ジェーン・カンピオン)。『この森で、天使はバスを降りた』(リー・デヴィッド・ズロートフ)も好きなんだけど、当時の彼女との想い出が蘇ってきて辛いのでパスします。