シアワセノサガシカタ

skb_mate022004-08-20

きのう映画『処女』のことを書いたけど、ほぼ同時期に観にいったのが『スターリングラード』(監督:ジャン・ジャック・アノー)でした。観ながらTVシリーズ『コンバット』の「姿なき狙撃兵」を思い出したとか、まぁいろいろあるんですけど。冒頭、ボルガ河を渡る兵士たちが、メッサーシュミットの機銃掃射で蜂の巣にされるシーンがあるのです。で、最近ミニハンド氏の手引きで、天保山渡船に乗る機会を得たんですが、渡っている間中、そのシーンが頭から離れない。なんか妙にドキドキしながら、対岸のハーバービレッジを眺めてました。遠くに見える梅田スカイビルを眺めていたミニハンド氏が、ふと「今あれに飛行機が突っ込んでも、実感湧かないよねぇ。遠すぎるからかなぁ」と言った。たしかにそうだ。けど、いきなり海の中からゴジラが現れたとしても、おかしく感じないかもしれない。料理を作っていたら、もう見てるだけでお腹がいっぱいになってしまう。満腹感もリアルなら、まだ何も食べてないってのもリアル。リアルって何?リアルの強度って何?改めてそう思った。


ボーイズラブ小説の書き方
http://www.hakusensha.co.jp/hanamaru_new/blnovel/
なんとなく買ってしまいそうな自分がこわい(体面的にではなく、金銭的に)。おそるべし白泉社。『ガールズラブ小説の書き方』なんてのが出たら、もう脊髄反射で買っちゃうんでしょうけど。え、『百合姉妹』ですか?もちろん外してません。つーか、旧知の女の子(ハタチ過ぎ)が『百合姉妹』を毎号愛読しているとのこと。素晴らしい。つーか、もう百合とボーイズラブだけで生きていけるよ、おれ。セルジュ・ゲンズブールいわく、酒と煙草(煙草だけだったか?)は「緩やかな自殺」行為らしいが、もし世の中が同性愛オンリーになったら、それはヒトという種の「緩やかな自殺」にほかならない。そこに二次元コンプレックスが加われば、より「終末」は「リアル」なものとなる。素晴らしい。