最近よく聴く音楽とか

skb_mate022004-10-16

ここのところ、ずっとケイト・セント・ジョンとヴァージニア・アストレイのアルバムばかり聴いている。以前も百合好きさんへの30の質問への答えとして書いたけれど、マリみてから連想されるのが、どうしてもこのふたりなんである。いったい彼女たちがどんな学校生活を送っていたのか、そんなことばかり妄想しながら聴いている(ニッキー・ホランドも同級生だったそうで、ラヴィッシング・ビューティーズというトリオを組んでいたこともある。画像参照、むっはー!!)。ケイト・セント・ジョンのプロデュースを手掛けているのはジョセフ・ラカイユ、ZNRの片割れだった人物である。相方のエクトル・ザズーは、マルコム・マクラーレンブライアン・イーノ*1ビル・ラズウェルといったペテン師みたいな音楽家のうちのひとりだ(ファンのみなさんごめんなさい。自分でも、褒めてるのか貶してるのかわからない)。一方ラカイユは、アカデミックな音楽教育を受けた人物。いうなれば、アート・オブ・ノイズにおけるアン・ダッドリーみたいな存在かな。そういえば移転前のベルベットで、ラカイユのソロアルバムの話をさせていただいたことを、懐かしく思い出してしまう。買ったのがベルベットなら、なおのこと良かったのだが(梅田のWAVEでした、ごめんなさい)。で、わたしは高校に入学するぐらいまで、ほとんどクラシックばかりを聴いて育った。そのせいか、ケイトやヴァージニアの曲を聴くときは、いつも遠い目になってしまうのだ。その傾向は、もちろん年齢を重ねるほど顕著になってきている。だがケイトやヴァージニアの曲は、そのものズバリクラシックというわけではない。そこがもっとも好きな部分なのだが。ルイス・フューレイなどもその系譜に位置するのではないだろうか(聴くのはキャロル・ロールの方が多いけど)。そういえば、やはりクラシックの教育を受けて育ったゆいこが、ポップスをつくる際にコードがよくわからなくて困った、とどこかのインタビューで答えていた。わたしも中学のとき、教会学校で賛美歌の伴奏をさせられる羽目になり、ゴスペルソング集を開いて練習しようと思ったものの、五線譜に書かれているのは主旋律だけで、その上に書かれているCとかFmとかDsus4とかがなんのことだかさっぱりわからなくて困った憶えがある*2。ジャズギターをやっていた父親に、それがコードというものであることを教えてもらうまで、脂汗を浮かべながら真剣に悩んだ。そうそう、ゴスペルソングといえば、数年前母親に誘われ、中学のとき所属していた教会に、ノルウェイ(だったかフィンランドだったかうろおぼえ)から来たゴスペルソングバンドの演奏を聴きにいった。で、彼らがもろにタンバリン・スタジオ風の曲をやっていて、しかも小柄で可愛いブロンドの女性が、妖精のような衣装を着てバレエ風のダンスを踊っていたのに感激した。ライブが終わってから、近所の中華料理屋で母親と感想を話し合っていると、隣のテーブルに、同じライブを見ていた家族がやってきた。彼らいわく、ゴスペルだっていうから行ったのに、1曲もやらなかったじゃないか、と。わたしは彼らが何を言っているのかすぐには理解できなかったのだが、はたと思い当たった。そうか、『天使にラブソングを』みたいなのを期待してたんだな、と。なんか長くなったので、この辺で。ちなみに、まだ腐乱臭残ってます。そんな中で食う飯のまずいことといったら。
余談 ヴァージニアの娘フローレンスは、今頃16才か17才ぐらいのはず。やー、いちばんオイシイ時期ですねぇ(何が!?by まゆ子)。歌手デビューとかしてくれないかなぁ、まじで。

*1:「DX-7はすぐれたシンセサイザーだと思わないが、他の機種に慣れようという気が起きないぐらい手に馴染んでいる。だから乗り換えない。」10年ぐらい前の彼の発言。けだし名言、だと思う。

*2:ツェーデーエーエフゲーアーハーとかやってたから、それが和音を表す記号だとは思わなかった。ピアノ教室では、そんなに突っ込んで楽典教えないしね。ピアノの練習は・・・つらかったですよぶっちゃけ。