ブルー・クリスマス

skb_mate022004-12-25

ひさしぶりに書きます。きょうはクリスマス、イエス・キリストが人としてこの世に生を受けたとされている日ですね。プロテスタント教会では、クリスマスの約1ヶ月前の主日からクリスマスまでの期間を降誕前節と呼びます。カトリック教会では、待降節と呼びます。降誕前節が始まると、説教台の向かって右横に置いてある燭台に、赤い蝋燭が取り付けられます。その蝋燭は週を追うごとに増えてゆき、降誕主日には計4本(だったと思う)が灯されます。子供の頃、その蝋燭を見ると反射的にウキウキしたものです。ほとんど良い想い出のない子供時代でしたが、とにかくクリスマスとイースター、そして9月15日に開催されるバザーだけは楽しかったです。小学校高学年になると、寒い中キャロリングをさせられたりしてちょっとイヤでしたが。いや、バイブルキャンプやスケートも楽しかったなぁ。可愛い娘もいたし、教会付属幼稚園の先生もきれいなお姉さんだったし。年賀状や暑中見舞いさえほとんど書いたことのないわたしが、毎年クリスマスカードを送るのはそのためです。要するに習慣。CS(教会学校)って、やたらイベントが多いんですよ。とくにわたしが通っていたのは、フィンランドノルウェイの伝道会がつくった福音ルーテル教会だったんで、向こうの習慣がそのまま反映されてたのかなぁ。なにげにわたしの母親がCSの先生やってたりしたし。そーいや学校でね、よくからかわれたんですよ。「お前アーメンソーメンやってるんやろ?」とかって。ちょうど『オレたちひょうきん族』とか『二代目はクリスチャン』辺りでネタにされてたってのもあるんでしょう。そんなくだらんことはいいんですけど、「お前クリスチャンのくせに全然まじめじゃないやん」とかって言われるのには面喰らいました。宗教やってる人=堅物ってステレオタイプなイメージを、ネタならまだしも本気で抱いてる馬鹿がいるんだなーって。(いや、理性的には村社会的免疫機能の発露なんだろうなとは思うんですが、心情的に)。日本人やってるってだけで、外国人から「アナタモハラキリデシヌデスカー?」って言われるのと同じくらいわけわからん。たしかに、クリスチャンには直線思考型の人が多いけどね。
そしておっさんになったわたしが、クリスマスに何をしているかといいますと、テレビが映らなくなったうえにPS2がディスクを読まなくなってヘコんでいます。でもってマリみての新刊も買えてねーし。踏んだり蹴ったりとは、まさにこのことだ。