血のアラベスク


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picorinさんのミクシィ日記で知った、「スウェーデンのレーベル、SubSpace Communicationsに所属する、ロンドンのエロセクシー(造語になってない)なお姉さまトリオ、Clientの新着ビデオ」。セックスやフェティッシュ、ビザールといったあたりをキーワードとする作品とのことで、おそらくは倒錯的なムードを醸し出すためなんでしょう、メンバー同士が絡む絡む。どうせならちゅーぐらいしてほしいものよ。同じ日記に貼ってあった画像もえらくツボだったんで、ついでに載せちゃいます。蛇の道は蛇っていうか、見る人が見ればすごくクィア的な意匠なんじゃないかと。



いやね、こないだとある百合好きさんの日記に「榮倉奈々市川由衣が共演していたテレビCM「いっしょに献血キャンペーン」って妙に百合っぽいよね」と書いてあるのを読んでですね。たしかにそうなんですよ。献血って、もちろん人の役にたちたいというのもあるんだろうけど、血を抜かれることになにがしかの肯定的な感覚をもっていないと、そうしょっちゅうできることじゃないと思うのです。ぶっちゃけて言えば、背徳的な快感というかスリルというか。そのCMは、奈々タンが由衣タンを献血に誘うべきか否か逡巡するところから始まるんです。こんなわたしを知られて、もし引かれたらどうしよう、みたいな。でも、彼女も同じだと知ったときの共犯者的な結びつきの強さが、百合を思わせるわけですけど。でね、『緋色の囁き』ではないけれども、血ってなんか女性名詞なイメージがあるじゃないですか。月もだけど。世界で最初に書かれた吸血鬼譚からして『カーミラ』なわけですし(『吸血鬼ドラキュラ』が書かれる約30年前)。だからまぁ、『アカイイト』のスタッフなんかはよくわかってたわけですよ、そのあたりを。体液のひとつである血ってなんかエロティックだよね、そして女性的だよねと。そう言い切っちゃうと須永朝彦先生ファンのかたからお叱りを受けそうですが、とにかくそういう百合センサーにですね、すごく響く画像だと思うんだわって話なんですけど、我ながら長っ! 引っ張りすぎ!



てなわけで、ちゅーしろ、ちゅーという純粋に俺の内なる百合心をくすぐる宇宙、その名も百合コスモより生まれでた欲望を充足させるために、自前で補完作業をしてみました。上段左より、「カトリーヌ・ドヌーヴ×スーザン・サランドン」「ミーシャ・バートン×エヴァン・レイチェル・ウッド」「カイリー・ミノーグ×ジェリ・ハリウェル」「アラニス・モリセット×サラ・ジェシカ・パーカー」っつーカップリング。さがせばいくらでも出てくるもんですねぇ。