恋したショコラッチガール

1. 「BAZOOKA DISCO #14」へ出演してまいりました。お越しくださったみなさま、対バン・スタッフのみなさま、どうもありがとうございました。で、今年なんですが、そろそろ個人ワークの楽曲なんかもつくっていきたいなと考えております。のんびりした動き、かつ以前ほどかっちり作りこまないラフな作風になると思いますが、なんらかの形で発表していきますので、その節はまたご一聴いただければ幸いです。

女の友情は男性をはさむと脆いかもしれないけれど、女の子の友情は絶対無敵! なにものにも代えられない宝物だ。 (略) あの頃は男子禁制の女の子の領分というか縄張りというのがあって、どんなに好きな異性がいたとしても、恋人と過ごすよりも大切に思えた女の子同士の場所があった。 (岡野麻里安『きょうはアラシ』収録のエッセイより)



2. マリア様がみてる 4thシーズン 第1話「学園祭はショック2」を視聴。とうとう放送が始まったアニみて4期。内容はともかく、枠が深夜へ移ったのをいいことに、なんですかこのけしからんEDは(大喜び)!! あたしゃもう驚きのあまり、心の臓が止まるかと思うたわい。まぁストパニをはじめ、それなりの数の作品が濃ゆい百合描写を売りにしていたため、「アタシだって、やってやれないことはないんだからね!」という対抗心でも燃やしたのでしょうか。なんにせよ、美しければそれでいいんですけどね。今期、『まりあ ほりっく』が名門女子校を舞台に百合っぽいあれやこれやをネタにしていることもあり、やっぱり意識しているんでしょうねぇ。しかも制作を手掛けるのは、新房昭之×シャフト。第1話を視聴しましたが、キャラ絵の可愛さと美術仕事のあっぱれさは、相変わらず群を抜いておりました。特に百合属性を持たないオタのみなさんは、果たしてどちらへ流れるのでしょうか。



3. ミチコとハッチン 第9話「恋したショコラッチガール」を視聴。放送前にあれだけ大騒ぎしたわり、まるで内容に触れてこなかったのは、決して絶望した! わけではなく、最終話まで溜めに溜め、『電脳コイル』の向うを張るカタルシスをもたらしてくれるであろうことを期待してのこと、だったのですが。そこは空気の読めるスタッフが揃っていたということでしょう、ごほうび回? 的なエピソードをぶち込んできてくれやがりました。ハハハ、こやつめ。以下、筋書きについて少々曲解しているかもしれませんが、そこは仕様ですのでご容赦を。前話、髪結いの亭主と火遊び未遂を起こしたミチコへ、ジェラシーの炎を燃やしまくるハッチン。あたしを見てくれないのなら、もう家出(?)しかないわ! と街へ飛び出します。そこで出会ったのが、サーカス団員の少女・リタ。言い寄ってくるガキんちょをかわすため、たまたま居合わせたハッチンを美少年だと勘違いし、即席の彼氏に仕立て上げたというわけです。しかしすぐに誤解はとけ、行くあてのないハッチンはリタについて回ることに。そしてリタは、ハッチンにとって初めての友だちになったんですな。リタは自分がサーカス団に拾われたころから面倒を見てくれたジーノという青年に恋しているんだけど、ジーノにとって、リタはただのお子様。まるで相手にしないばかりか、恋人が妊娠したため、街へ残って結婚するという。それを聞いたハッチンは、リタのためを想って彼女に忠告するものの、キレられてしょんぼり。そうは言っても、やはり変えようのないことは変えようがないわけで、リタは奇跡を起こすというマリア像へ願い事をするため、ハッチンと連れ立って出掛けることに。到着したふたりが目にしたのは、何者かによって損傷をおわされたマリア像を、新品と交換する作業だった。作業員に取りすがるリタだが、取り付く島もないままマリア像は行ってしまう。帰りのバスの中、落胆するリタの手に、ためらいつつ自分の手を重ねるハッチン。そして街で最後の興行が開催され、リタは危ない場面も自分の力で乗り切るのでした。いつまでもジーノの庇護下にいられないことを悟ったリタは、彼を未来の妻のもとへ送り出し、ハッチンの友情と思い遣りに感謝しつつ彼女を優しく抱きしめます。ここでわたしのウルウル度は最高潮に。いわゆる少女もの、思春期もの映画などのツボをしっかりと押さえた、心憎いまでのエピソード。同年代の女の子が相手だけに、ハッチンが初めて年頃の少女っぽい仕草や反応を見せるのにも悶えまくりました。演出家、わかってるわ〜。で、翌朝、次なる巡業地へ旅立つために後片付けをするリタのもとへ、「あたしも連れて行ってくれないかな」とやってくるハッチン。わお、どうなるんだ? 本当について行くのか? けどハッチンの本命はやっぱりミチコだろう。恋しくて募る想いっぽい描写がきたりするのか? もしそうなったら、もう萌えすぎちゃって困るんですけど。