虹色の魔女

GIRL(ガール) (Sanctuary books New comics)

GIRL(ガール) (Sanctuary books New comics)

女子校独特の雰囲気に囲まれ、偽善的な微笑を繰り返す優等生たちに反抗するように生きる日系女子高生スキム。両親の別居、失恋、同級生の自殺未遂、問題ばかりの16歳。多くの少女が体験する青春の蹉跌をありのままに描きみずみずしい思春期の息吹を感じさせる青春成長ストーリー。もっとも卓越したコミックに与えられるイグナッツ賞受賞。

1. 表紙のキスシーンに惹かれて買ってみた。それがメインではないけれども、主人公スキムが国語の教師で演劇部の顧問でもあるアーチャー先生(もちろん女性)に好意を抱き、それなりに親密な関係を築くことができるものの、学年途中で先生は学校を離れてしまうというエピソードが。グレーな思春期を送った人なら、あの砂を噛むような日々を正確にトレースできるであろうリアリティあふれる作品。

乙女の湖 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

乙女の湖 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ハヤカワミステリの『乙女の湖』もこういう感触を持ち合わせていたなぁ。とくに北米の少女たちにとってミッション系の寄宿学校といったら、更正施設とほぼ同義みたいだし。
のら猫の日記 [DVD]

のら猫の日記 [DVD]

でも、映像的に頭の中を駆け巡っていたのは映画『のら猫の日記』。同じ思春期ものという以外ほとんど共通項はないはずなのに、なんでだろう。ともあれ百合好きさんにはあまり響かないかもしれませんが、少女道を極めるうえでは押さえておいたほうがいい1冊。



2. ガンスミを読み返していて、ようやく今ごろ気付いたトリビア玄鉄絢って、園田健一のアシスタントをやっていたことがあるのか。きっとファンにとっては、何を今さらなんでしょうねえ・・・何もかもが数年遅れだぜ。園ヤン絡みでいちばん好きなカップリングは、恭子×美優里(スーチーパイシリーズ)だったりします。名付けて「最後の一葉」カプ。そういや『GA 芸術科アートデザインクラス』のOPでもネタにされてますね。瓦礫な部屋 - スーチーパイ「御崎恭子&桜井美優里」にて、2000年冬のワンフェスに出品されたらしい恭子と美優里の百合ん百合んなフィギュアの画像を観ることができます。なにしろ中の人が、かないみか×こおろぎさとみですからねえ・・・今のキャラでいうと、ひぐらしの沙都子とクラナドの汐ですよ。萌え転がざるをえない。