and i love her

skb_mate022009-11-18

1. バンド関係の記事を優先したため、メモ帳に眠っていた記事をいまさらですが書いておきます。10月のあたまぐらいに書いたやつですね。 『ささめきこと』の第1話を視聴。もうね、ありえんわ。良過ぎ。倉田英之の趣味なのか、全編にみなぎる大林イズムがこっちの感傷を煽る煽る。間接的な影響を感じるという意味では、『アイコ十六歳』的とでもいうのかな。『かみちゅ』のときとは違って、背景や美術にそこまでお金も時間もかけてはいないと思われるんだけど、やっぱ演出がいいんでしょうねぇ。でもって、劇伴がPACIFIC 231蓮実重臣なんですよ。引っ張ってきた福田プロデューサー、あまりにもグッジョブ過ぎんだろ。もうね、旧渋谷系で残ってるやつ全部引っ張ってきちゃえ! って勢いですね。しかし、百合がテーマ以外のなにものでもない作品が、ここまでのクオリティで作られるようになったってのか。感慨深いなぁ。観てるこっちがびっくりするぐらい、感情の波が盛り上がるんですよね。ぶっちゃけ、ここまで恋愛ものの主人公に感情移入してボロボロ泣いてしまったのはこれが初めて。あと『とある科学の超電磁砲』もいいですね。ものすごい勢いで黒子に萌えたぎっております。妄想も楽しいけど、やっぱガチはいい。ガチに勝るものはない。『けんぷファー』は、ナツルが正体バレしたあとの楓の反応次第でかなり印象が変わると思う。いまのところ楓のガチぶりは見ていて楽しいんだけど、これが初恋(はちょっと考えにくいけど)なのか、あるいはもともと女の子が好きなのかそうじゃないのかが見えてこないのにイラッと。追々そのあたりも描き込んでくれないと困ります。でも、今期はどれも安定したおもしろさで快適なオタライフが送れそう。つうか、こないだようやく森島明子の新刊2冊を読んだところなのに、またもや百合姫コミックスの新刊ラッシュが・・・アンソロもたくさん創刊されるし・・・嬉しいことではあるけれど、まったく追いつけない。困ったものです。睡眠時間を圧縮するにも限界があるしなぁ。


2. で、音楽関係を漁る時間がまったくないため、シュシュさんにお願いしまして、月イチペースぐらいでおすすめを2枚って感じの、福袋的なコースを設けてもらいました。これをふくらませて、たとえば「クララの森・少女愛惜」に書かれているようなものが好きな人へ、入門者向け・中級者向け・上級者向けみたいないくつかの段階ごとに、毎月2枚ほどをお届けするコースなんかがあったらおもしろいんじゃないかと。イングリッシュ・アドベンチャーってあったじゃないですか。シドニィ・シェルダンが書いてオーソン・ウェルズが朗読した教材がウリの。ああいう感じ。これからこういった音楽を好きになっていく若者もたくさんいるだろうけど、いまはとにかく情報が氾濫しすぎで、何をどう辿ればよいのかよくわからんという人がほとんどだと思うんですよ。主にそういう子に向けてね、マニュアル買いをすすめるわけではないけど、とにかくまずは系統立てて基本を押さえていく道筋があってもいいんじゃないだろうかと。こういうのはつべあたりでダラ見ダラ聞きしてても、思い入れも持ちにくいし発見もあまりないんですよね。5年後には、あーそんなのもあったなー、ぐらいで。というわけで、この企画をある程度まとめられたら、とりあえずミクシィのシュシュノワール・ファンクラブで参加者を募ってみるつもりです。誰もが博覧強記になる必要はないけれど、こんなご時世だからこそ好きの気持ちぐらいは突き詰めてもいいんじゃないか、と思うです。女の子が好き、女の子同士のイチャコラが好き、笑いさざめく女学生が好き、姉妹が好き、魔法少女が好き、かわいいものが好き、アンティークが好き、吸血鬼が好き、猟奇的でエロティックなものが好き、北極圏が好き、世紀末ロンドンが好き、50年代のパリが好き、とかね。