あの日君を待つ 空と同じで

さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~

さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~

1. ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第1話「真っ赤点 / ようこそひだまり荘へ」を視聴。ヒロ沙英相変わらず全開過ぎてみなぎるw ニヤニヤが止まらんwww やはり沙英受けは正義だ!! そしてエンドカードも澱みなくヒロ沙英w こんなけしからん絵を描いたのは誰だ!と思いきや、百合m@s同人でお馴染みの平つくねさんじゃないですか! かつて某所でいおまこ物件をお見掛けし、一発でその美麗な絵柄のトリコになりましたのです。当初桃種絵かと思ってしまったことは秘密の方向でw そういや、最新号のオースーパージャンプに『美少女いんぱら!』の特別編が載っていて、蒼とチャーちゃんの馴れ初めエピソードが描かれてました。フレッシュプリキュアで萌える人なら、まず間違いなくグッとくる熱い系の友情百合。さすがはジャンプ系列、萌え漫画にも熱血要素は欠かせないんですね。あと『霊媒師いずな』に、シスターでエクソシストの沙聖という百合っぽい新キャラが登場。このままレギュラー化して、いい感じにいずなを追っかけ回してくれるとおいしいんですけど。以前もいずなに「あたしは女に興味ない」って言わせてたし、作者さん的にはあまり百合路線は望ましくないのかな? と思ってただけに意外。いずれにせよ、あまり濃い百合は期待できないのでしょうが。


2. 『とある科学の超電磁砲』のみこくろSSを書いたんですけど、いろいろあって晒すことができず、けっきょくここへ載せることに。友情以上百合未満という感じですので、苦手な方は回避してください。いちおう畳んでおきます。


いつものように美琴を押し倒したところ、いつになく冷ややかな口調で
「いいわよ黒子、あんたの好きにして。さ、どうぞ」
と切り返され、素に戻ってしまった黒子。
「で、では…」
おずおずと抱き付いて美琴の胸に頬擦りしてみるものの、それ以上のことができずにいる。
「どうしたの? 私がいいって言ってるのよ。はやくいつもみたいな欲望をぶつけてみなさい」
黒子はしばらく動かずにいたが、ほどなく肩を震わせ始めた。
「何をどうすればいいのか、わからないんですの…それぐらい、お姉さまだってご存じのはずですのに…どうしてそんな意地悪を言うんですの?」
すっかり涙声である。
しばらく美琴は無表情のまま虚空を見つめていたが、やがて黒子を引き寄せ、おでこにおでこをくっつけて言った。
「黒子…何を焦ってるの? 私はちゃんとここにいるよ?」
「おね…えさま」
黒子が目尻に涙を溜めたまま、にっこりと微笑んで
「お姉さまは、やっぱりすごい。たった一言で、黒子を笑顔にしてしまうんですもの」
とささやくように言うと、美琴はその言葉に顔をほころばせ、
「うん、いい顔になった。それでこそ私の黒子よ」
とこれ以上ないくらい優しい声で言い、離したおでこにそっと口付けた。
「すぐに泣きやんだご褒美」
だがさすがにこっ恥ずかしかったらしく、自分から黒子を引き離すと、ぷいと顔をそむけて
「こんなこと、初めてしたんだからね!ありがたく受け取りなさい!」
と照れ隠しに言い捨てた。一瞬キョトンとしたのち、みるみる感極まりながら、ありがとうございます…とつぶやく黒子。
美琴はもうゆでダコ状態、頭から湯気を立ち昇らせんばかりの勢いである。
そんな美琴の横顔に、「お姉さま…今夜…今夜だけ、お姉さまのベッドで一緒に寝てもいいですか…」と、
はにかみつつ問いかける黒子。
美琴は顔をそむけたまま、「いいわよ、別に、それぐらい」と応えた。
美琴の腕にすがりつき、「嬉しいですの! お姉さま、ずっと、ずっと黒子のことを忘れないでくださいましね!」
と訴える黒子の表情は、明るい中にもどこか淋しげな翳をはらんでいたのだが、あさっての方向を向いた美琴の目には映らず、彼女がそれに気付くことはないのであった。