SOB-A-MBIENT
V.A『SOB-A-MBIENT;Music for Your Favorite Soba Shop』なるアルバムが*1、去年リリースされていたらしい。もうこの企画案とジャケットだけで、3,800円出す価値がある・・・ような気がする。断言できるほど、裕福じゃないんで。ただし、蕎麦屋でこのCDがかかっていても、絶対に嬉しくない。BGMは店内の環境音、それだけで良い。いや、むしろそれだけ"が"良い。別に、わたしは蕎麦通ってわけではないです。わたしが映画を好きなのは、たぶん映画館そのものが好きだから・・・ってのと同じように、蕎麦屋そのものが好きなのでしょう。中島らもも以前どこかに書いていたけれど、夏の平日、真っ昼間からざるそば*2なんか突つきつつ一杯呑る、これ以上の至福はないと思う。もちろん店内はほどよく冷えていて、他に客はひとりもいない、なんてのは言うまでもないです。夜、だだ混みのやかましいビアガーデンで、蚊に刺されながら酒を呑むより、よっぽど優雅で趣があると思うのですよ。とはいえ、わたしいまだにビアガーデンは未経験ゆえ、行ったら行ったで楽しいのかもしれませんが。
ちなみにお気に入りの店は、阪急苦楽園口にある、そば処大正庵*3。なんと言っても、夙川を見下ろしながらくつろげるロケーションが素晴らしい。桜の季節など、最高に風情があります。
《today's tune》山口裕加里 / 夢の間 -Natures Ride-
