好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしら

skb_mate022004-06-13

第一印象の良くなかった物や人が、時間が経ってみると大好きになっていたり、反対に一目惚れした物や人を大嫌いになっていたり、といった経験は、誰にでもあると思います。わたしはとくに、そういった傾向が強いので、あまり自分の感覚を信用しないことにしています。が、やはり自分の指針となるのは自分なので、「あぁ、またか」と相変わらずな自分の嗅覚の鈍さに呆れることが少なくありません。ゆえに、わたしは何かを知ってからだいたい1〜2年、好きとか嫌いとかの判断を保留する期間を置きます。確率でいくと、およそ全体の3〜4割が、第一印象とは違った感情へ育っていくようです。もちろんその期間内に、「きみはそれをどう思っているのか」と訊かれる機会も多々あります。昔は脊髄反射的に、第一印象のままを応えていたのですが、最近は「好きでも嫌いでもない」と応えるようにしています。もっとも、その言葉通り、「好きでも嫌いでもない」ままになってしまった物や人も、昔より増えたような気がします。そういったプロセスを経ることによる弊害なのかもしれませんね。
あと、知っている人にとってはどうでもいいし、興味ない人にとってもどうでもいい豆知識をひとつ。タイトル「好きとか嫌いとか〜」は、コナミの恋愛(15)シミュレーション『ときめきメモリアル 〜forever with you〜』の主題歌に出てくるフレーズです。歌っていたのは、おそらく史上もっとも有名なギャルゲーヒロイン、藤崎詩織役の金月真美さん。この主題歌シングルがおそらくCDデビューだと思うんですが、デビューアルバムで、わたしの愛するシンガーソングライター高井萌さんが数曲書いています。このふたりはどうも相性がいいようで、2001年には「M×M」なるユニットまで結成、(少なくともわたしにとって、の話ですが)メロキュア級にワクワクしたものです*1。ついでに『夢であえたら』というアニメで「Maybe Love」という曲を歌っているんですが、これまたわたしの愛する小西香葉さん*2MOKA)のペンによる素晴らしい曲でして、なんとも歌手として恵まれているなぁ、と。さらに余談ですが、パーキッツときメモ仕事をいくつかやってまして(虹野さんとか)、その流れで同じコナミポップンを手掛けたんじゃなかったかなぁ。きちんと確認してないんで、誤り等あるかもしれません、鵜呑みにしないでね。
《today's tune》高井萌 / 真冬に線香花火してみた

*1:ただわたしが知らなかっただけですが、高井萌さんは同じくシンガーソングライターである網野佳香さんと、「アミイモカ」なる双頭ユニットを結成されていたとのこと。むしろそっちのがメロキュアって感じですねw

*2:ポコニャン!』のED「けっこんしようよ」で御本人の歌が聴けるんですけど、もうそれと梶谷美由紀さんの「"らしく"いきましょ」、藤原美穂さんの「素敵な小夜曲」があれば、本気と書いてマジで丼10杯はイケますね。末期的ミルキィ・ヴォイス偏執狂のわたしが言うんだから間違いないです。