サンレコキッズの悲哀

skb_mate022004-07-03

そういえば、ATARI STっていまだに人気ありますよね。ATARI TEENAGE RIOTなんて、バンド名にしてるぐらいだし*1。わたしは屋敷豪太氏が使っているという記事を読んで初めてその存在を知ったクチなので、使ったことはありません。じつはKURZWEIL K2000番台に憧れたのも屋敷豪太氏の影響だし、相当ミーハーですねぇわたしも。E-muはUltra Proteus、Vintage Keysをじっさいに音出してみて惚れましたが、高くて買えなかった*2。だもんでESI-32が出たとき、矢も盾もなく飛びつきました。E-muサウンドライブラリーが、こんな安く買えるんだ!?って。Ensoniq EPS-16とならんで、まだまだ働いてもらわにゃならんサンプラーですね。つっても、外部の音をサンプリングしたことはなくて、シンセとしてしか使ってませんが。
っていうか、わたしが電子音響の話をするとなんだか可笑しいですね。アシッドハウスは大好きだったけど、デトロイトテクノにはいかなかったしな。ハートハウスやR&Sより、WARPが好きだったしな。AutechreをもじってAutuchreってバンド名にしようかと、本気で考えたしな。303がもてはやされるの、割としらけた目で見てたしな。ハードフロアも好きじゃなかったしな。ダスト・ブラザーズ時代のケミカルは好きだったけど、ライオンロックがダメでデジロックを受け付けなくなって、U2が手を出した時点でそういうのをまったく聴かなくなったんだった。あるいは、サンレコ増刊の『groove』が定期刊になった時点で冷めたのかもしれない。要はアンビエントアブストラクト→エレクトロニカって流れなんだけどな。クラブでかけれそうなもん、ほとんど聴いてなかったからな。
追記 いまキーワード「ELECTRONICA」を見てきたんですが、そのまんまおれじゃねーか。つくづく己の「凡庸さ」を痛感しますた。得意げに「いやーブラックドッグってカッコよかったよねー」とか「イーノとウォブルのコラボよかったよねー」とか「『世界まる見え!』でウアクチやエルメート・パスコアルを知ったんだけどねー」とかモーガン・フィッシャーだのジョン・ルーリーだの言ってんじゃねーよ、おれ。だいたいブラックドッグは303マニアだったじゃねーかよ、わらい

*1:アレック・エンパイアですが、ミル・プラトーアンビエントっぽいベスト盤をよく聴いてたもんで、ATRを始めたときは相当びっくりしました。リチャード・D・ジェイムスも、バッハとか好きな寡黙な青年っていうイメージが強かったんで、一連の変なジャケには相当びっくりしました。

*2:ただウーリッツァの音はかなり嘘臭い。ローズやハモンドはいい感じだったんですけど。