双子の天使達が舞い降りてきて世の悪事をぶっ倒しちゃうぞ!

skb_mate022005-04-28

画像拾いついでに、アメリカ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランスあたりの英文ブログで、舞-HiMEフタコイなんかの感想を拾い読み。なんかクソ真面目な人が多いなあ。おおまかカバーしてみますと、野球中継をみながら、延々とカントクの悪口をいってるオヤジっぽいというか。そういう楽しみ方もあるだろうとは思うんだけど、好きな人がみたら気を悪くするようなことを、いちいちウェブ上で公開せんでもいいだろうと(そのへんのサジ加減はとても難しいですけどね)。つまりは空気読めと。そもそも自分に合わないなら、みなきゃいいんだし。どうせタダなんだから。記号とテンポが重要なアニメの感想を書くのに、いちいち文芸批評なんかの文法を持ち出さなくてもなあ。つうかシナリオの重箱の隅つつきすぎ。映像作品にとって、シナリオはあくまでも叩き台でしかないっつうの(岩井俊二の受け売り5:持論5)。もちろんそれは、映画でも同じ。脳内インターフェースですべて文章化されるのなら、ノベライズだけ読めばいいんじゃないかと思います。その方が、物語的にわかりやすいでしょうし。やっぱり海外では、サブカルチャーっぽい捉えられ方をしてるんでしょうか(がゆえに、メインストリームの連中をも<唸らせる>だけの<深み>を求める、みたいな。<深み>ってナニ?<それを嗜好する自分のセンスが良い>と思われそうであり<アタマ良さそう>に見えてなおかつ<ハッタリの効くフレーズ>のことですか?笑い)。そもそも日本のアニメ制作会社は、別に輸出することを前提としてつくってるわけじゃないと思うのですよ。過剰にいろんなもんお仕着せられても困るでしょうに。ゆるゆる〜っとみてみて〜って感じですな。そんな中、「ストーリーやテーマなんざクソ食らえ!」って姿勢のフタコイは、まぎれもなくアニメ的な快楽原則に則った佳作だと思います。なんとなくシリアス展開を匂わせてますが、たぶんフェイクじゃないかな。いうたら舞-HiMEも、物語的には王道でありつつもデタラメでしたしね。ただ誤解してほしくないのは、ストーリーやテーマがないから良いって言うてるわけではないです。フタコイをみたことがない人には、そう読まれそうだけど。ただ、<絵が動く>メディアであることの利点を、有効に活用してるんじゃないかなと言いたいだけです。そんなことよりも、沙羅かわいいよ沙羅、双樹かわいいよ双樹、ファインかわいいよファイン、レインかわいいよレイン(いつのまにやらすっかり双子属性に)。まあそれでもこれだけ日本産のアニメファンが多いってことは、みんな文句いいながらもなんだかんだ楽しんでるってことでしょう。それだけ海外のアニメファンも、こなれてきたってことなのかな。なんでこんなことダラダラ書いてるかっていうと、あるブログでリリカルなのはが貶されていたのにムカついたから、なんですけどね(アホ丸出し)。感想を書くなら、「TOKUさん艦長日誌」*1を見習っていただきたいものです。つうか、マリみての評価がたいていどこでも高かったのが意外。話題は飛びますが、次号の「エロティックスf」の新連載「ライチ☆光クラブ」。古屋兎丸が東京グランギニョルの芝居を漫画化、ということで、なんか丸尾末広作品みたいになりそうですな。そしてなんと!遠藤淑子が登場するとのこと!それだけでもう当然<買い>なわけですが、いったいどんな作品になるのか、かなりドキドキしております。で、もっと関係ないけど、いま思い出したので。何年か前に『ブラッド ザ・ラストヴァンパイア』ってアニメとゲームがあったんですけど、吸血鬼の血を引くセーラー服を着た少女(に見えるだけで、じっさいは100才を超えてる)が、日本刀で仲間の吸血鬼(作品中では「翼手」と呼称)を狩るっつう設定だけでわたしはワッショイしてたんです。そういや滝本誠も「おもしろかった」って書いてはりましたけど。ネタ的には、モロに『吸血鬼ハンターD』の焼き直しなんですけどね(誰だ、いま『月姫』もだろっつった奴は!)。で、メディアミックスの仕上げに、玉置勉強が漫画化したわけです。帯には、玉置勉強よりも大きな字で押井守の名前がバーンと出てたりしたんですが、なんとなく読んでみてぶっちゃけびびりましたね。すごい、おもしろい!と。設定だけでも、あんだけクるのに!と。あんなの読んでしまったら、もはや原作であるアニメを観直す気になれません。それ以外は快楽天に描いてたやつしか知らないんですけど、こんなスゴいものが描ける人だったのか、と。