cold sea

skb_mate022005-05-16

なんとなく思い立ち、各種ワールドミュージックとの出逢いなどを書いてみる。ちなみにわたしは、南洋のワールドミュージックにわりと疎いです。そっち方面は、たぶんミニハンド氏の方がいろいろ知ってそうです。

ケルティック・トラッド
もちろんエンヤで知りました。ラジオで「オリノコ・フロウ」を初めて聴いたときの衝撃の記憶は、いまだ生々しく残っています。そしてアルバムを聴き、ずっぽりと。1st以前にも『ケルツ』という番組の音楽を担当したことがあると知り、そのサントラもゲット(ていうか、友だちが持っていた)。続けてサラ・マクラクランにもずっぽり。ケルトじゃないけど。ちなみに彼女が<リリス・フェア>を始めたとき、あんたは女神かと思いました。そんなにおれを悦ばせてどうするんだ、と。とにかくこの辺りから、だんだんワールドミュージック病に罹っていったのだなあと思うと、なかなかに感慨深いものがありますね。

ブルガリアン・ヴォイス
こちらはケイト・ブッシュ『センシュアル・ワールド』で。このアルバムには思い入れがあり過ぎて、冷静にどうのこうの言えないんですが、とにかく変わったコーラスだなあと。つか、当時はケイト本人が全部歌ってると思い込んでました(笑い)。ほどなくブルガリアン・ヴォイスは大ブームになり、手塚理美(だったと思う)が出演していたサプリ(だったと思う)のCMにもつかわれたので、いろいろと知ることができ、大恥かかずに済んだんですけどね。そういや何枚か出ているアンジェリークのCDで、上野洋子さんがひとりブルガリアン・ヴォイス大会を繰り広げていて少々面喰らいました(笑い)。

ノルディック・トラッド
エクトル・ザズー『コールド・シー』で、本格的に知りました。前作『サハラ・ブルー』のリリース・インフォをサンレコで知ったときには、「ザズーもブームに乗ってやらしいことするなあ」と思ったものです。教授も噛んでたし。当時のわたしが知っているザズーといえばZNRなわけで、バルネ・ウィランの二番煎じってどうよ?と。お前、いつの間にそんな偉なってんいう感じですが。で、いちお『サハラ・ブルー』、買って聴いてみたわけですが、まるでレス・バクスターの『アフリカン・ブルー』みたいだなと思いました。タイトルも似てるし、お前ぜったい意図的にアフリカを勘違いしてみせたんだろと。きょうび暗黒大陸でもあるまいし、天然でここまで外すわけないやろと。ZNRのときも、せっかくジョセフ・ラカイユがきれいな曲にしてるのに、いるのかいらんのかわからん電子音をのたくらせていた前歴があるわけです。だもんで、こいつはけっこう洒落のわかる男かもしれん、と思いました。で、続けて出た『コールド・シー』ですよ。その手の音に興味はあるものの、中学のときに数本買った、夏至祭用と思われるフォークソング集のカセットぐらいしか持っていなかったわたしには、まさに僥倖といった感じでした。レコード会社的には、ビョークスザンヌ・ヴェガが参加している点でえらく煽ってましたが(あと加藤登紀子も)。で、買って聴いてみた最大の収穫は、レーナ・ヴィッレマルク、そしてフリーフォートを知り得たことでしょう。

ライ
髪結いの亭主あがた森魚、どっちが先だったかは憶えていないけれども、とにかくどっちか。北野坂のカレー屋さんやサリー屋さんでかかってそう、と思った。ほどなくバングラビートにもハマった。さらにはバリー・サグーのおかげでバングラマフィンにも(いまはガラージュをやってるらしい、笑い)。つうか、ほぼ同時期にグラウンドビートにもハマったため、たまに名前がごっちゃになることがある。そういや、よくザバダックバルザックもごっちゃになった。グラウンドビートを知ったときには、「これでニュージャック(ゴーゴー)を聴かなくてもよくなる」と、内心ホッとしたものです(笑い)。そういやいまのR&Bがニュークラシックソウルと呼ばれていたころ、ラブタンのエリが「いまの若い子はニュージャックをスルーするのがけしからん」と怒っておられるのを読み、内心汗タラだったほろ苦い想い出が。

ファド
マドレデウスの「海と旋律」で知りました。自動車のCMで流れてて、速攻で買いに走りました。それからいろいろと聴いてみたけど、やっぱマドレデウス以外はちょっとしんどいかも。つうか、ほんとに疲れてきた。マジにリアルで(れいんちゃん先輩風に)。では寝・・・る前に、洗濯いってきます。