愛がなくちゃね

skb_mate022005-07-25

おねがいマイメロディ 第16話:キスできたらイイナ!
「キスさせて」と真奈を追い回す美紀、「キスさせて」と美紀を追い回す歌
真奈「美紀、ウチがそういう冗談キライなこと知っとるやろ!」
美紀「だって、したいんだもん」
歌「美紀、幼稚園のとき遊びでしたじゃない」
美紀「わたしの唇は、いまは真奈のものだもん」
真奈「いらんわ!」
いやー、鼻血ブーでしたねー。狙ってるのか、制作陣。クロミ様の魔法のせいなのであって、本人の意志とは関係ないんだけど。


読書状況
風立ちぬ』(堀辰雄
ひさしぶりに読み返してみた。やっぱり、日本でいちばん好きな作家だなと思った。わたしはがんらい気の多い方で、あれもこれも気になるし、たいていなんでも楽しめてしまう。その作品がもつ「自分にとって魅力的に映る部分」を、自分の中で増幅し、仮に気に入らない部分があったとしても、それらをマスキングすることで、気にならないくらいにしてしまえるからだ。だから、「何かおすすめはない?」などと訊かれると、その人の好みをできるだけ探り出し、それに合ったものをと腐心したりするのだけれども、「じゃあどういうのが好き?」と訊かれると、たちまち困ってしまう。だが、堀辰雄にかんして言えば、そのすべてが魅力的に感じるため、完全に無防備な状態で作品を味わうことができる。個人的に希有な存在であり、貴重な作家のひとりだと言って差し支えないかと思う。
『初恋ストリート』(藤村かおり)
課題図書も多数含まれる、「ときめき文学館」中の1冊。よくある少女小説ふうなんだけど、百合的に激萌えです。おそらく筆者には、<百合>をテーマにしようなんて意識はさらさらなかったと思う。あくまで友情の延長線上というか。だから余計にグッとくる。サラッとした文体も、逆に萌えを加速させています。
『エビフライをおいかけろ』(角野栄子
同世代の人ならお馴染みであろう小さなおばけシリーズで、いちばんよく憶えているのがこれ。ボロボロになるくらい読み返した。古本屋でよく見かけるし、いちばんよく売れたのもこれなんじゃないかな。しかし、エビフライはなぜあんなに旨いのか。
ワルキューレの降誕』(冨士宏
背景の白さが気になるとはいえ、やはり冨士版ワルQにはマジックが存在すると思うなぁ。ただの刷り込み以上のものを、確信してやまない。願わくば、御大仕事にありがちな<休載が目立つようになる>〜<いつの間にか未完でフェイドアウト>、というパターンにだけは陥らないでいただきたい。