二人がここにいる不思議

skb_mate022005-07-27

チャリを撤去されたので、暑さに失神しかけながら、徒歩で引き取りに行った。そしたら、ブレーキが壊れていた。残金343円、預金ゼロ。直せねぇよ。わりと本気で目頭が熱くなった。ぶっちゃけ、小学生のほうがよっぽど金持ちだと思うね。あいつら、遊戯王カードとかムシキングとかに、ジャブジャブ金つぎ込むからな。でもまぁ、それは置いといて。『JJbis』の表紙っていつも百合くさいんだけど、とくに今売りの9月号はいちばんキてるね。モデルは『non-no』とかの方がいいけども。オサレっ娘なんだけど、なんか垢抜け切れない、いまだ夢見る少女を引きずってるような、ちょっと引っ込み思案っぽい娘っていいよね。で、お姉系から「かわいこぶってんじゃねぇよ!」とかっていじめられたりして。そういう境遇の女の子ふたりが出逢って、お互いの傷を舐めあっているうちに、いつしか禁断の恋へ墜ちてゆく・・・とか。そういうのってよくない?ちょっと趣味に走りすぎてるけど。でも、みんな育ち良さそうだし。わたしも金はなかったけど、わりと育ち良い方だし(あぶないのでいしをなげないでください)。いや、むしろ金がなかったのが良かったのかもしれん。もし金持ちの家に生まれたら、三田佳子んとこの息子みたいになってたかもな。いや、絶対なってたような気がする。意志薄弱だし、快感原則に忠実だし。こんなアホなことばっかり書いてたら、そのうちガス室へ直送されそうなので、ちょっと趣味の話など。

今週(とりあえず自分的には1週間は月曜スタートの定義にした)三浦悦子の個展をやっていたので、マリアの心臓再訪。この作家、自分としては現美の球体関節人形展で見るまで名前も知らなかったのだが、ギョッ! とした一人。 (中略) 実は部屋の中には三浦作品以外に、マリアの心臓の象徴である恋月姫の人形が2体あったのだが、その1つが例の双子のパラドックスだった。しかし、この人形この三浦作品群の中に置かれても異様なほどマッチしている。周りのキョーレツさに負けてないというか何というか。あのシャム双生児が部屋中の人形を見回しているようだった。
http://smmd.cute.bz/blog/archives/000053.html

わたしは人形作家である恋月姫三浦悦子の大ファンなのだが、なぜかふたりを結び付けて考えることはなかった。が、上に引いた記事を読み、当たり前のことではあるのだけれども、人は己の趣味に合うか合わないか、つねに取捨選択しているのだなと。なんか、おそろしくアホっぽいこと書いてますね、わたし。ていうか、なぜそれに今まで気付かなかったのか、という不思議さ(と書いてボンクラぶり、と読む)に、我ながら少々驚いているところ。奇妙なことに、上の記事が書かれたのは去年の5月30日で、翌31日には、わたしもこのブログに、「ベルメール的迷宮」と題した、人形にまつわるよもやま話を書いている*1。その文中において、すでに『バロック・アナトミア』へ言及しているにもかかわらず、1年も経ってから食い付く奴股氏に乾杯。


どうしようもなく個人的な追記 松久由宇と鷹羽遙が同一人物だったとは!!*2

このときのアシスタントは誰だったかな……松久さん、松久由宇さんですね。力のある人で、吸収がいいからちょっと教えたことをパッと覚えて、絵の技術では私より上行っちゃった(笑)。本当にうまくて、「あなた漫画家じゃもったいないから、本格的なイラストの世界に入ったほうがいい」って言ったくらい。
桑田次郎のインタビュー記事より)

道理で・・・。