愛情のカタマリ

skb_mate022005-09-16

さいきん、だんだん更新がおろそかになっていってますが、ゆる〜くおつき合いくだされば。さて。ブラッドベリの『何かが道をやってくる』について、「少年賛歌が押し付けがましくて苦手」だという意見を聴き、なるほどそうかもしれない、と納得した。というのも、わたしは『何かが〜』を「ガジェット感をたのしむ」ものだと、無自覚のまま識別していることに気付いたから。もちろん前述の意見は、「押し付けがましく」感じる部分に問題の根があるわけだが、わたしの場合、それが「少年賛歌」であるところに問題の根があるわけだ。であるからして、少女賛歌であればもちろんオッケー、というか、無反省に崇拝しているようなものでも全然オッケー。たとえば、カズコンブというサイトの紹介文を御覧いただきたい。

少女、女性のイラストに、植物、花やさまざまな模様を書き加え「かわいい」だけでない女の子の毒っぽさや、内に秘めた力を瞳や表情から感じ取ってもらえるような絵を描きたいと思う。(中略)少しセクシーがすき。脚フェチ・胸フェチ。
http://ww1.tiki.ne.jp/~lemonship/

これを女の子が書いているのだと思うと、いきなりわたしの脳内に、「何かが道を暴走してくる」のである*1。けれども、それが逆の場合だと、もう全然ダメ。さっきまでテレビ大阪の『マレーナ*2という映画をみていたのだけれど、主人公であるマレーナよろめきドラマより、彼女に淡い慕情を抱く少年の純粋さ、みたいなものに主眼が置かれていて、なんとなく違和感をおぼえたりしたし。とくに、エンディングが「わたしはそれから数多くの女を愛し、別れるたびに彼女らは『わたしを忘れないで』と願ったが、唯一忘れなかったのは、少年であった日に愛したマレーナだけだった」と述懐するナレーションで締められるに至っては、クエスチョンマークがぽんぽん飛び出した*3。なんじゃそりゃ。あんた、いったい何様?ゆりえ様?って、結局それが言いたいだけかよ。いやね、その直後にかみちゅなんて観たもんだから、破壊力3割増って感じで、萌えすぎちゃって困っちゃったのですよ。そういや、きのう観た向田邦子原作のドラマ、『空の羊』も最高すぎでした。連邦の萌えは化け物か!?とまぁ、そんなわけで。盲目的に少女を崇拝する、イタい馬鹿がふたり寄って、新しいブログを始めました。よろしければ、ちょくちょくチェックしてみてくださいね。
少女イデア http://shoujoidea.blog23.fc2.com/


今週の小さな発見
古本屋で、青い鳥文庫fシリーズの『ねらわれた学園』を買ってみたら、イラストを緒方剛志が描いていた。なんともイイ感じ。同時に見つけた大林宣彦尾道ブックと中原淳一のポストカードブックを、強靱な意志でもってスルーするも、後ろ髪引かれまくりで神経性胃炎をおこしたっぽい。あとアリアの7巻は、けっきょく初回限定版でなく、通常版を買いました。ちびキャラフィギュア、ほしかったなぁ・・・。


お知らせ
10月下旬、1年半ぶりのクラブイベントを企画しております。土曜日でオールになると思います。ぜひ、予定を空けておいてくださいね。

*1:さらに、彼女と共作などしているCORINTOというサイトのイラストが、とくにショートヘアで文庫本を手にしているセーラー服っ娘がヤバいのなんの! http://www.corinto.jp/

*2:http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD32505/

*3:同じようなパターンで、「初めてのこの気持ちハレルヤ 嬉しくて切なくて 探してた君のことハレルヤ 今までのは愛じゃない」(斉藤和義「約束の十二月」)ってフレーズにも、激しくクエスチョンマークが。く・く・く・く・くえすちょん(くえすちょん)恋はNAZO・NAZO 男の子はいつもいつも 女の子の素顔を見たがるのは えっちなのでしょうか? えっちなのはいけないと思うのですよ〜!!