バラの吸血美少女

明けましておめでとうございます。本年もひとつおつきあいください。

1. ここ何年か、年末年始にだけ逢う七夕みたいな東京在住の友人がいるのですが、彼いわく「アキバは二次元オタよりもむしろマイナーなアイドルのイベントと、それに群がるアイドルオタの方が目立つ」のだそうです。おっさん向けの週刊誌でも「どこどこのメイドカフェの店員がついに脱いだ」みたいな記事をよく目にしますし、言ってみれば「冴えない男がなぜかハーレム状態でウハウハ」みたいな萌えコンテンツのお約束をソフトな性風俗サービスとして提供している場所に、需要が集中しているのかもしれないなぁなどと思いました。バーチャルであることは大前提なんだけど、よりリアルにってことなんですかね。萌え産業もそのうちハリウッド化していくのでしょうか。

2. アイドルネタといえば、秋元康絡みなうえ、やたら人数が多いことからあまり興味をもてずにいたAKB48も、このところテレビで目にする機会が増えてきた気がします。そのなかで、わたしの琴線にそっと触れてきたのが以下のふたつ。

3つのRで地球を救おう　http://www.ad-c.or.jp/campaign/nhk/01/
篠田麻里子ほか5人のメンバーがギャルバンに扮しているというだけで、なんかもうオッケーな気がします。ていうかこの公共広告機構のCM、すげー好きです。なんでおれはこんなにギャルバンが好きなんだろう。しかも楽曲制作は志倉千代丸率いる5pb.ということで、かつてある水道局がポスターに綾波を起用して物議をかもした騒動など、もはや過去の遺物なのだなぁと実感されます。で、篠田麻里子って誰かに似てるなぁってずっと気になっていたんだけど、それが井上麻里奈だということにさっきようやく思い当たりました。

ほねほねワルツ　http://www.youtube.com/watch?v=WYCz1B7cyMI
「うっかりペネロペ」の放送を待っているときたまたま目にして、一発でやられてしまったNHK教育「からだであそぼ」内のワンコーナー。ミスフィッツを強引にロリータ化したようなチュチュふうの衣装と、濱田理恵や上野洋子あたりが書きそうなドリーミーなワルツとのミスマッチ感がもうたまらんです。なんか秋元康アリかもしれんなぁと思いましたね。ていうか、奴がこの路線をしばらく続けるなら、まちがいなく改宗するものと思います。やっぱり好きと嫌いって同じものでできてるのかもしれん。

3. ついでなんでもうひとつ、関西電力のテレビCM「原子力発電シリーズ」に出ている娘がかわいすぎるので御紹介しておきます。なんというかもう、やっぱり「かわいいは正義」だなぁと。だからといって、「原子力発電っていいよね」にはならんわけですが。
かんでんCMライブラリー　http://www.kepco.co.jp/media/cm/index_4.html

4. さらにもうひとつ。こないだ本屋で見かけた金の星社（フォア文庫）の「魔界屋リリー」シリーズが気になって気になってしかたありません。購入に踏み切れずにいるいちばんの問題は、小学生向けゆえひらがなは多いのにボリュームが少ないというたいへんな読みづらさに600円@1冊が払えるかどうか、なんですが。
『魔界屋リリー』シリーズ　http://www.kinnohoshi.co.jp/sale/foa_cn.html