来るべきもの

1. 昨年末、ミニハンドさんも言及されていたデ・ジ・キャラット番外編の『ウィンターガーデン』を視聴。シナリオじたいは直球の少女漫画的ガール・ミーツ・ボーイもの、けれどこれが「あの」デ・ジ・キャラットだと思うと可笑しいというような内容。でじこぷちこ姉妹のやり取りにかなり掴まれつつ、終盤にぷちこ率いる軽音楽部内で結成されたバンド、フォー・フレイムス・コミックス(なぜか全員女子)が文化祭でライブをするシーンがフィーチャーされていて、それがもう最高すぎでした。個人的には涼宮ハルヒ率いるENOZのライブシーンより響きました。というのも、歌ものを含む劇伴をインスタントシトロンが手掛けていて(劇伴はつくねちゃん以来か)、バンド編成もそれに準じているため、ウーリッツァ(とおぼしきエレピ)やバイオリンやダブルベース(スティックベースだったかも)を担当する子もいるわけです。で、全員制服っていうかセーラー服なわけです。視覚的にピアソラのニュー・タンゴ・クインテット的なカッコ良さが溢れてました。楽曲は「Le petit jardin」というタイトル通り、歌詞がフランス語なんですけど、これがまた沢城ボイスに素晴らしくマッチしていて言うことなし。そういや密林のサントラレビューに「フランス語の発音がよろしくなくてうんぬん」と書かれている方がいたのですけども、きっとその方は、ジェーン・バーキンがフランスでウケた理由のひとつが「舌足らずであぶなげな発音がキュートだと思われたから」であったことなど認められないのではないか、レス・バクスターの『アフリカン・ブルー』を聴いたりしたら「こんなんアフリカ音楽ちゃうわ!」と怒り出すのではないかと思います。ていうかそもそも、帰国子女とかでないふつうの女子高生が、流暢にフランス語の歌を歌う方が不自然だと思う。


2. 2月4日(日)に、妹分の秋葉原紫音が「なんでもない日のお茶会」というイベントでライブをします。ゴスとかロリィタがだいじょうぶな方は、ぜひ聴きにいってやってください。ちなみに、10月頃にも同イベントへ出演するそうで、去年のはじめに身内の不幸で流れてしまったシモーヌ深雪さんとの共演になるとのこと。
なんでもない日のお茶会 Vol.21 http://www.brocante.jp/?itemid=413


3. 重要な巡回先のひとつであるブログ「Hugo Strikes Back!」が突然の閉鎖宣言。正直かなり驚きましたが、その後しばらく更新休止の方向に落ち着いたようでひと安心。ほぼ毎日、大量のネタを紹介されていたそのバイタリティにあらためて敬意を。
Hugo Strikes Back! http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/