大空のアウリーガ

skb_mate022007-02-10

なんかこれだけテレビアニメをみておいて、最終回の感想とかひとつも書いたことがないのはいかがなものかと思い、ひとつ思い立って藤さんばりに2006年のベストテンを選出してみました。自分のためにもならないし、まして読んでくださっている方のためにもならないですが、そんなもんはまぁいいのです。候補は06年中に関西地区で最終回が放送された地上波テレビアニメのなかで、わたしが最終回まで視聴したもの。評価はあくまで個人的なもので、原作つきに関しては、原作に対する評価とは別物です。では候補リストから。けっこうみたなぁ。


ふたりはプリキュア Max Heart / おねがいマイメロディ / アニマル横町 / Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 / BLOOD+ / 地獄少女 / 舞-乙HiME / 桜蘭高校ホスト部 / 灼眼のシャナ / 蟲師 / ノエイン 〜もうひとりの君へ / タクティカルロア / 陰からマモル / 鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 / Fate/stay night / かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 / LEMON ANGEL PROJECT / びんちょうタン / スクールランブル 2学期 / いぬかみっ! / ZEGAPAIN / 魔界戦記ディスガイア / ツバサ・クロニクル / ARIA The NATURAL / XXXHOLiC / うたわれるもの / 夢使い / 吉永さん家のガーゴイル / ひまわりっ! / 西の善き魔女 Astrea Testament / ひぐらしのなく頃に / 涼宮ハルヒの憂鬱 / 女子高生 GIRLS-HIGH / ストロベリー・パニック! / シムーン / BLACK LAGOON1期+2期 / 僕等がいた / コヨーテ ラグタイムショー / ハチミツとクローバー2 / ゼロの使い魔 / つよきす Cool×Sweet / まもって!ロリポップ / となグラ! / NHKにようこそ! / ちょこッとSister / 無敵看板娘 /はぴねす! / ギャラクシーエンジェる〜ん / 乙女はお姉さまに恋してる / くじびきアンバランス / Gift 〜eternal rainbow〜


10位は『ふたりはプリキュア Max Heart』です。当初はルミルミの参入がいかに影響するかと微かに懸念を抱いておりましたが、まったくの杞憂に終わってよかったです。無印の頃から崩れがちだった作画がこのMHでピークに達したりといろいろな問題はありましたけど、修学旅行あたりからのエピソードはどれも素晴らしかったと思います。最萌えエピソードは、もちろんほのかの誕生日ですが。そしてあの、ちょっとセーラースターズを思い起こさせる感動の最終回。お子さま向けに綺麗事ばかりを並べることの多かった無印とは雲泥の差でした。
9位は『ちょこッとSister』です。『びんちょうタン』もそうでしたけど、歳を重ねるごとにこういう作品にグッとくる度があがっていきますね。原作ではおにいちゃんが管理人さんにコクってつきあったりするんですが、アニメ版ではがっつりはしょられていました。それだけに、前半の花屋さん絡みの話がちょっと浮いちゃった感じ。もっと早くにゆりぴょんを出して、完全にちょこ目線にしてしまってもよかったのでは。
8位は『桜蘭高校ホスト部』です。あとで知ったことですが、制作陣がウテナとほぼ同じ面子ということで、これが06年現在の腐女子パラダイスでありお耽美道なのだなと。最終回でのハルヒの王子様っぷりがあまりにもカッコよかったわけですけど、思えばそれってウテナに通じる部分だよなと。
7位は『舞-乙HiME』です。エルスの退場があっさりしすぎていたこと以外、ケチをつけるところもなく。ただ自分にとっては展開が速すぎでしたけど、これがいまの標準なんでしょうし。というか、やっぱ静なつですね。このふたりには、奈緒が絡んでくるってのもいいんですよ。エピソード的には、マシロをかばってアオイが谷へ身を投げるあたりがかなりツボでしたけども。んで、コードギアスでは順当に皇女姉妹につかまれています。
6位は『蟲師』です。もうぶっちゃけ、ばあちゃんとスイと淡幽に対する評価だと思っていただいてかまいません。いやまぁ、もちろんギンコさんもいい味だしてるんですけど。というのはもちろんアレでナニなんですが、幻想奇譚ものが好きな人ならもう一撃でやられるんじゃないですかね、これは。蟲を妖精に置き換えると、ケルト民話にも通じますし。って書いてたら、水に濡れてぶよぶよになった『妖精族のむすめ』のことを思い出しました。せつない。
5位は『BLACK LAGOON1期+2期』です。ジャンヌダルク症候群というアタマのヤマイ((C)広江礼威)を抱える人間にとって、これほどクる作品はそうないかと。なかでもやっぱり双児のエピソードが大好きですね。それぞれが置かれた立場のなかで懸命に生き、避け得ない軋轢を乗り越えようとするゆえに引き起こされる悲喜劇。で、遅ればせながら『翡翠峡奇譚』を読んだのですけれども、これがまたむちゃくちゃおもしろくてですね。絵柄などタッチが園田健一に近いこともあってか(ふみこ・O・Vスキーにはたまらんグルマルキン大佐ってゴールディお姉さまですよね)、自分の出をイヤというほど思い知らされました、はい。
4位は『ノエイン 〜もうひとりの君へ』です。絵のもつ力がつよく、フレームで切り取られた情景というものを改めて意識させられた作品でした。そしてなにより『この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO』を思わず連想してしまうつくりだったこと、ここ重要です。試験にもオタ検にもたぶん出ませんが。エピソード的にはハルカが過去の自分からの電話を受けるあたりと、ユウのママンとその姉の話あたりがツボでした。函館の街並を忠実に再現した背景、よくわからん飛行物のデザイン、そしてオープニングの絵と音楽ね。あれほどゾクリときたのはLain以来のような気がします。
3位は『アニマル横町』です。なんだかよくわかりませんが、とにかくみててすごく楽しかったです。たぶん苺ましまろだのさくらの境だのみなみけだのを好きな理由も同じ軸上にあるんじゃないかと思います。
2位は『ARIA The NATURAL』です。ここまでくると、なんかもうコメントできなくなってきますね。なに書いたらいいのかわかんない。こういうところが消費型オタの限界なんでしょうか。
そして1位は『シムーン』です。DVDを全巻揃えたいです。真っ当な収入がある人に換算しますと、だいたい下取りなしで新車を買うぐらいの清水ダイブです。