それは私にとっては、美しかった


また画像でお茶を濁そうという魂胆。こないだ深夜のテレビでケイト・ブランシェット主演の映画『エリザベス』を観てしまったり(イングランドスコットランド双方が女王を戴いており、ふたりの関係には友愛と謀略が同じ割合いでせめぎあっていたわけで!)、メンバーにすすめられて読んでみた男女反転版『大奥』(よしながふみ)がやたらおもしろかったりしたものだから、またもや女帝がマイブーム。いや、まぁ、いつだってだろと言われればそうなんですが。百合推進派としては、一昨年ミミ・ポラックに宛てたラブレターが発見されたというグレタ・ガルボ主演の映画『クリスチナ女王』あたりを取りあげるべきなのかもしれません。デカルトとも交流のあった才媛で男装の麗人であり、数々の貴婦人を誘惑したといわれるバロックの女王、まさに直球ど真ん中ではあるのですが、あえて「ノルウェイの乙女」、スコットランド初の女王であり、250年あまり続いたアサル王家最後の生き残りでもあったマーガレット女王を題材にした歴史ロマンスものの少女小説『Quest for a Maid』のカバーをピックアップしてみました。上の画像で、抱きかかえられているブロンドの幼女が女王です。時代は13世紀、ちょうどマクベスと映画『ブレイブハート』の中間ぐらいと思っていただければ。この『Quest for a Maid』、本編をちゃんと読んでいないためはっきりとしたことは申し上げられないのですが、百合妄想しようと思えばできなくはないけれども、本筋はヘテロ展開。史実的には3才で即位し、7才のとき生まれ故郷であったノルウェイをあとにして、スコットランドへ辿りつくことなく海難事故で亡くなったのだけど、じつは・・・みたいな内容っぽい。ただ、友情や姉妹愛や主従関係などには事欠かないようです。日本語訳は出版されていません。


女優ガルボはレズだった?同性友人に「恋文」
クリスティーナ (スウェーデン女王)
マーガレット (スコットランド女王)