今の私にできること

skb_mate022007-05-22

1. sola 第6話「イケニエノチ」を視聴、アバンで異時代の茉莉と蒼乃が描かれているのをみて、ようやくこれが久弥版『AIR』であることに思い当たる。賢明なみなさんはもう「トマトしるこ」でピーンときましたよね。わたしは『月姫』を意識してるのかなぁぐらいしか思ってなかったです。そういや『月姫』のコピーって「blue blue glass moon, under the crimson air」だったな。気付くの遅えよおれ。で、ちょいとググってみると、じっさいに久弥本人が『AIR』を意識してつくったと認めているそうで。そうかぁ、ギャルゲふう主人公の依人は、その名の通り依代なんじゃないか(蒼乃との血の繋がりもなさげ)。公式サイトで茉莉と蒼乃がニコイチで描かれてるのは、そういうことだったのか。そうおもうと、がぜんワクテカしてきた。とりあえず、能登かわいいよ能登


2. 小洒落ているわたしはもちろん「とらのあな」や「ゲーマーズ」などでなく、「ユトレヒト」や「恵文社一乗寺店」で書籍を買い求めるわけですけど、その恵文社一乗寺店の店長さんが書いていらっしゃる日記がたいへんおもしろく、じつは以前からこそこそと読ませていただいてたりします。なれどさいきんなんやかやと忙しく、読んだり読まなかったり、というかんじ。で、先日ひさしぶりにアクセスしてみると、いきなり目に飛び込んできた『ゴクミ語録』の表紙。19日付の日記で、『ゴクミ語録』について書いていらっしゃる。そして前日18日付の日記では、ピーター・ジャクソンの映画『乙女の祈り』について。「少女について」などほとんど書かれることのなかった日記だけに、なんというか、出合いがしらに生き別れたきょうだいと鉢合わせたような、そういう気分をあじわいまして。いぜん小倉千加子の『松田聖子論』を引くことで、少女についてわたしなりの考察の足跡をこのブログに残したのですけれども、また同じことをしたくなりました。

今どきの美少女は、実はただ美しくて年令の少ない女で、少女ではない。彼女たちは、人生や人間というものを、見切ってあきらめ許している。年の多い美しい女たちがそうしているように。その中で、後藤久美子だけは、世間が云う美少女の中で数少なく、ほんとうに少女だ。だから私は彼女が怖い。彼女を見ていると、いつなんどき切腹するか、という気がする。少女が他人に与えるいちばんのスリルは、その真面目さゆえの自傷行為で、なにしろ少女はすぐ傷つくから(しかも他人が傷つけなくとも、自分から傷つくし)怖くってしょうがねえ。
( 『超少女へ』(宮迫千鶴)へ寄せた羽仁未央の解説より)


3. 『まんがくらぶオリジナル』7月号にゲスト掲載されている、「ゆなさなニッキ」(小笠原朋子)がやばい。小柄でクールな姉、大柄で野生児な妹という小6の双子姉妹もの。妹の姉ラヴっぷりが素晴らしく萌ゆる。これ、連載にならないかなー。あと、「ナギーにおまかせ!」(山野りんりん)も安定して萌ゆる。山野りんりんやおいネタを解禁したのかなあ。それはそれで(ry 単行本は『骨董あなろ具屋』しか買ってないけど、そのうち全部揃えたいですね。ひとしきり萌えたあとで、『レスボスの女王』(ジャン・シャロン)、続けて『百合子、ダスヴィダーニヤ』(沢部仁美)読了。学ぶべきことが果てしなく広がっていくのに戦慄するも、断片的な知識が意外なところで繋がっていくのは楽しいですね。まだまだ勉強。