古い魔法の本 月のしずく 夜のとばり いつか逢える予感だけ

skb_mate022007-06-06

また長谷さんとしゃべった日のネタになってしまうのだけれど、コメットさん流れで古いテレビドラマの話題になったとき、彼が「いまスカパー(だったと思う)で石立鉄男の主演ドラマが流れているのを全部チェックしたい」と言っていたのを憶えていて、それから一週間も経たないうちに石立鉄男急死の報を目にしたときは、ほんとうに驚きました。それから間もない3日の日曜日、今度はリストでも挙げた大場久美子『ガラス窓の少女』のB面の全作編曲を手掛けた羽田健太郎が亡くなったとのニュースを目にし、しばし呆然。あろうことか、その日に限ってわたしは『題名のない音楽会21』をみていなかったのです。少し前、番組ゲストのミシェル・ルグランを前にして、まるで少年のようなファン丸出しの司会をしていたハネケンの姿が、微笑ましく思い出されます。その前後にみた『あの人に会いたい』という番組では、インタヴュアーから「関西人はクラシックにうとく、せいぜい年に1度『第九』を聴きにいく程度」なのをどう思うかと問われた朝比奈隆が、「全然かまわない。もしかしたら一生ベートーヴェンの音楽に触れないままの人だっているかもしれない。年に1度でもそういう機会があるのなら、それを大事にしてほしい」と答えたのに深く感銘を受けたりして。あー、どうもセンチになっていかんな(苦笑)。