わたしは水銀燈になら歓喜の涙をこぼして殺される

skb_mate022007-06-24

1. 映画『ウィズ・ユー』をテレビで鑑賞。これがデビュー作となるエヴァン・レイチェル・ウッド(撮影当時10才)の超絶的な可愛さに、脳天バーンってかんじ。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のオーディションで、最終選考をキルステン・ダンストと競り合ったという逸話にも納得です。その姉役(実は母親なんですが)には、『恋しくて』で『かしまし』におけるとまり役を演じたメアリー・スチュアート・マスターソン。百合的に忘れてはならない『フライド・グリーン・トマト』の蜂使い役でもボーイッシュな雰囲気が魅力だったのだけれど、『ウィズ・ユー』では行きずりの男とセックスすることが趣味のやさぐれた役を好演。ロケ地はエヴァン・レイチェル・ウッドの地元でもあるノースカロライナ、緑豊かな景色が素晴らしいです。お話のほうは、いまどきのアメリカを舞台にして『シベールの日曜日』をリメイクしてみましたというかんじ。それ以上でも以下でもないかなーと。
ウィズ・ユー(1998) - goo 映画


2. 積ん読を崩したり、ミニハンドさんにお借りした『いちばん最初にあった海』(加納朋子)を読んだり。そんななか、ついこないだ買った『白いバラの乙女』(江平洋巳)というマンガが自分の中でかなりのヒットを記録しました。「『ピエタ』(榛野なな恵)の痛さが好き」、そして「わたしは水銀燈になら歓喜の涙をこぼして殺される」というめぐのような方は、今すぐ買いに走られることをおすすめします。

きらめくガールズ・ワールド、純粋で残酷な季節…少女たちの青春物語。甘く、危険な香りが漂う女ばかりの秘密の花園。傷つけあうことも、彼女たちの友情の証 ――ミッション系のお嬢様学校に通う高校3年生の浜口美子(はまぐちよしこ)は、噂話とつまらない仲間意識に満ちた女ばかりの園で退屈な日々を過ごしていた。そんなある日、閉鎖中の旧講堂で、学園の女王、高宮月子(たかみやつきこ)に会う。翌日、月子から友達になってほしいといわれるが、そこには彼女のある策略があった…。危うい季節を生きる少女たちの純粋で残酷な物語――

上記は版元による内容紹介。すでにお読みになった方で、『ローゼンメイデン』もご存知の方は、次のようにキャラを脳内変換してみてください。「浜口さん=真紅」「月子さん=水銀燈」「園田さん=めぐ」「花菱=ジュン」。バラの乙女・・・薔薇乙女・・・そうか、そういうことかリリン(たぶん違う)。そういえば、貞本エヴァ11巻も読みました。やーもう、カヲルくんとシンちゃんに萌え萌えですわ。