花咲く乙女たちのかげに


録画しておいた映画『チルソクの夏』を視聴。何度みても、「今6月の草木の中の」(清原なつの)ばりに口紅を塗りあいっこするシーンが神過ぎます。あと、上野樹里が「わたしたちのこと、もうええん!?」と水谷妃里に詰め寄るシーンや、4人がピンクレディーの「カルメン’77」を振り付きで歌うシーンもいい。やはり女子校ものは素晴らしい!との思いを新たに・・・いや、常に思ってますけどね。ちなみに、本筋はバリバリのヘテロ展開です。演出がおそろしく時代がかっているのが気にはなりますが、そこは仕様ということで。そんなことより、女子高生4人の青春群像劇、監督の故郷がロケ地、地方自治体のバックアップといった特徴が、『海と夕陽と彼女の涙 〜ストロベリーフィールズ〜』と多々かぶっている点が興味深い。大林イズムが連綿と受け継がれていってるんだなと思うと、かなりハッとしてグッときます。