きらめくバトンガール

skb_mate022007-08-14

1. 10年ぐらい前に凍結された企画が、いきなり再始動したかのような印象の『CODE-E』。原案が『捨てプリ』の榊一郎っていうのと、『まほTai!』っぽいキャラデザが気になってチェックしてみたのだけれど、まんまOVA版『R.O.D』なOPも含めて、なかなかの良作だと思います。地味だけど。劇伴はさいきんCM曲提供なども活発なかの香織が担当。この『CODE-E』、「ドラマ愛の詩」あたりに紛れ込んでいそうなんですよね。(ここから回想)1999年4月に、NHK教育の土曜18時枠で『ズッコケ3人組』が放送開始され、往年の「阪急ドラマ」ファンとしては見過ごせない番組としてチェックしました。そして18時半からは『カードキャプターさくら』の放送が開始されたのですが、それはまぁおいといて。続いて、マナカナを起用した『双子探偵』が始まりました。のっけからビル群の谷間にたたずむ小さなお社なんかが出てきて、それっぽいものに目のないわたしは「おおっ」となったんですね。そして翌年、「ドラマ愛の詩」の代名詞とも言える『六番目の小夜子』が放送されました。原作者の恩田陸が「少年ドラマシリーズを意識した」と明言する通り、かつての「少年ドラマシリーズ」を踏襲したつくりに、尾道3部作でそっちに目覚めた者としては興奮を禁じ得なかったです。そのヒットを受けたと思われる『浪花少年探偵団』を経て、ついに眉村卓原作の『幻のペンフレンド2001』が放送されるに及び、「ドラマ愛の詩」は「少年ドラマシリーズ」を本気で復興するつもりかもしれないという期待が高まりました。その後『エスパー魔美』や、『転校生』と原作を同じくする『どっちがどっち!』などが放送されましたが、新たな番組は制作されなくなり、2005年には枠そのものが消滅したようです。『CODE-E』はその頃に「ドラマ愛の詩」を横目に見つつ企画されたもののお流れとなり、今またなんらかの理由で復活したんじゃないかなと思ったりするんですよ。勝手な妄想にすぎないんですが。ただ、時を同じくして、当のNHKが正統継承作品ともいえる『電脳コイル』の放送を開始しており*1、それって単なる偶然とは思えないんですよね。わたしごときには知り得ない流れが、そこにあるんじゃないかなと(思いたい)。


2. You Tube - The First Helsinki Samba Carnaval in Turku 1991
1991年に古都トゥルクで開催された、第1回ヘルシンキ・サンバ・カーニバルの映像。フィンランドでサンバというミスマッチ感が素敵。


YouTube - Czech Prague baton twirler 1997
1997年にプラハの街角で撮影されたらしい、バトンガールズの演技。ひるがえるミニスカートが眩しくて素敵。

*1:電脳コイル』のノベライズを担当しているのは、『六番目の小夜子』の脚本を書いていた宮村優子ですし。