笑顔の色は虹の色


『百合のコミックハイ!』を買いにとらへ行った折り、同人誌の特価セールが開催されていたので、めぼしいものを回収。けっきょく新刊はスルーしてしまったな・・・。
WARHEADS(こーわ)/MFftmm 2003年
ふともも、もちもち、制服、プリーツスカート、フェチ、神戸屋、女子高生、女子中学生、口チュウ、マリみて、視覚情報処理についてのよもやま本。
Ko-wa's Inn(こーわ)/女子好女子 2006年
女子が大好きなら、余すところ無く見て回ってみようという、観光旅行コンセプトで女子と女子を紹介する観光ガイド。
Tir na n'g(高殿円椋本夏夜)/Sanctuaire 2004年
『カーリー』コンビによるマリみて本。高殿円の「How to お嬢様学校」が笑えます。井上麻里奈の「げんよ〜」ぐらいウケました。そういや同じ女子校ネタで、「大掃除のとき、部活をやっている子はそのユニフォームを着て掃除しなくてはならないって決まりがあった」って話をどこかで読んだんだけど、どこでだったかな・・・。
鳩のたまご(RAMI)/聖金曜日の魔法 2003年
ミッションスクール女子高もの。ところで、みなさんが今いちばん百合を描かせたい人は誰ですか?わたしは藤たまきと今井キラですね。もしまかり間違って実現しちゃったりなんかしたら、大量に買い込んで、誰彼かまわず御祝儀がわりに配って歩きますよ。
ぼうのうと(緒方剛志)/彼女と私 2000年
ガチ百合、ただし片想い。ちょうどブギーポップを描いている頃に出たやつじゃなかったですかね。部屋のどこかにはあるはずなんだけど・・・探すのがめどいので再回収。
MPD(森永みるく)/恋のススメ 2006年
踊る大捜査線の雪乃×すみれ本。海外だと、実写ドラマのフェムスラッシュもよく見かけるんですが・・・日本だと、やっぱそういうのはヅカが一手に引き受けてるのかな。わたしはできればスポーツものが読みたいですね。新体操、フィギュアスケート、チアダンス、女子バレー、バレエものだったら脊髄反射で買いますよ。
Breakthru(邑澤広士)/乙女の港リアライズ 2006年
さすが創作系の人だけあって、美しい表紙にうっとりです。そういや『マキア』という奥様雑誌があるんですけど、その表紙にやたら「うっとり」って語が踊っているんですよ。『レオン』の「チョイ悪」ぐらいの勢いで。ああいう奥様雑誌の美容コーナーを眺めていると、『サンレコ』の最新機材レポートなんかを読んでいるような錯覚に陥ったりします。
COMODO(なるしまゆり)/Feel Me 2005年
なるしまゆり本人による、『不死者あぎと』その後本。ハタチになった美奈のお話。園長先生とのムフフなエピソードもあり。やっぱなるしまゆりはいい。大好きです。そういや藤田貴美山下和美の『花と狼の帝国』って同人誌で完結したんですよね・・・読みたいけど高くて買えないですよ(しょぼん)。
蜜月(月石)/HAPPY! 2004年
あなたが百合スキーなら、脳の血管が切れる級の萌えを叩き出す(『**KARASAKI』の表紙とかマジ死んだ)蜜月はなにがなんでもチェックしなくてはならんサークルです。
薄荷屋(篤見唯子)/BLOOM 2000年
同じコナミのギャルゲーでも、抜群の知名度を誇る『ときメモ』の影に隠れてしまった『あいたくて・・・』。往年の少女漫画然としたキャラデザや水彩っぽい塗りが、男の子たちの心を掴めなかったという話ですが・・・とにかくちょっとマイナーなんです。そのメインヒロインである二宮千菜と、双子の妹である麻子の姉妹百合もの。マイナーなゲームのマイナーなカップリングということで、篤見唯子がいかにチャレンジャーであるか伺われる一品です。
ぽてちゅう(謎古ゆき)/ぽてちゅう いち 2005年
女子中学生たちの日常を描いたほのぼの4コマ。絵柄がおそろしく可愛いです。鼻血出そう。作者さんが笑いのつもりで描いているのであろうネタが、ことごとく百合スキーにとって燃料になるあたりもポイント高いです。普段はガン種、種デスのパロを描いている人らしく、なんというか、牛乳リンダの『おしえて先生!』あたりに近いかもしれません。
PoppySeed(三嶋くるみ)/Angel Cheeks 2005年
「たんぽぽホリデイ」で百合スキーに人気の三嶋くるみですが、こちらも素晴らしいです。反射的に草川為を連想してしまう絵柄もすごく好みだし。「たんぽぽホリデイ」が『きららフォワード』掲載だったため、袴田めらと比較する人もいるみたい。後書きに書かれた「わたしがゆりで描きたいものって女の子の持つ特有の何かであって、別にレンアイとかではないのかもなーと・・・」という一文に激しく共感。もちろん「恋愛ものはいいや」って意味などでは決してなく、「ロマンティックな友情」の描かれているものはすべて、自分にとって百合ですよと。たとえば、こないだ志村志保子女の子の食卓』の3巻を読んで、自分は「百合だ」と感じたのだけれども、もちろんそう思わない人もたくさんいるでしょうね。