子供の時間

skb_mate022008-05-12

1. フィクションを読むのにちょっと疲れたのか、ゆうべからずっと乙女ゲーの『金色のコルダ』や『ファンタスティックフォーチュン2 』コンテンツが置いてあるサイトを巡っては、片っ端から笙子やアクアとの友情エンド(決してバッドエンドではないところが重要)に萌えたか否かを確認することで、2.5次元的な百合萌え燃料を補給しております。ギャルゲーマーさんにわかりやすく言いますと、たとえば数年前、わたしとチャットしながら『CLANNAD』をプレイしては「春原かわいいっすわー」とのたまい、『Fate/stay night』をプレイしては「アーチャー最萌えっすわー」とのたまい、聞いてもいないのに「やっぱ『ToHeart』は雅史っすわー」などととのたまっておった某コミックよし子さんにやおい萌えするようなものでしょうか。本編を差し置いて、ユーザーさんに萌える。ネットが普及し、個人サイトやブログが充実した現代ならではだなぁと他人事みたいに思う反面、坂道を転がり落ちるように病状の悪化してゆく自分が怖くもありまする。


2. 「百合物件リスト:短篇」にて「今6月の草木の中の」(清原なつの)を挙げているのですけれども、今ごろになってようやく「Children Hour - 子供の時間 -」を読むことができました。ていうか、たまたま寄った古本屋で『空の色 水の青』(カバーイラストが卒倒しそうにかわいい!)を見つけたので買ってみたところ、読んでみてびっくりたまげたという顛末なのですが。清原なつの作品ですと、あと『花図鑑』に「聖笹百合学園の最期」という百合ものも収録されているそうなのですが、じつはそちらもまだ未読なのです。で、件の「Children Hour - 子供の時間 -」、柱スペースにある「『The Children's Hour』はオードリー・ヘップバーンシャーリー・マクレーンレズビアン映画です」という作者のコメントにもあるように、「2007-06-22 噂の二人」にて採り上げました『噂の二人』を意識して描かれた短篇でして、「今6月の草木の中の」にて描かれている関係をさらに深く掘り下げたものとなっています。個人的には、岩館真理子の「サヨナラの約束」と並ぶ傑作だと思います。


注目の映画 TOPLESS 公式サイト

自由気ままに生きる女子大生のナツコはある日失恋をする。大の「女好き」を自認するナツコは、恋人を失った寂しさを紛らわすため、その日から手当たり次第にナンパを始める。一方、ナツコの恋人だったトモミは生まれて初めて男の恋人を作る。自由奔放なナツコと違い、保守的で繊細なトモミは傷つかずに生きていく手段として「結婚」という道を選んだのだ…。そんな中、ナツコの前にひとりの女子高生が現れる。16歳のカナは幼い頃に蒸発した母を探すため、単身地方から上京してきた。カナの母親はレズビアンで、幼いころに恋人とともに駆け落ちをしたのだという。レズビアンを憎むカナ、レズビアンであることを隠し通すトモミ、レズビアンであることを受け止めて生きるナツコ。3人は傷つきながらも、漠然とした未来へと前進してゆく…。都会で生きる、女の子が大好きな女の子たちの真実のラブストーリー。

これは期待できそうな内容ですねえ。てゆか激しくガチじゃないですか。関西でもやってくれるのかなぁ。