my funny hill


1. 我が家のお稲荷さま。第10話「お稲荷様。裏切る」を視聴。丸3話使ってサカサエンなる秘宝をパクったのパクられたのというエピソード決着編。じつは六瓢とその形代による壮大な痴話喧嘩でしたというオチ。電撃作品にしては珍しく男子キャラ多めなだけに、ここで百合を持ってくるかと。あと、ダブル水橋かおりの破壊力がね、やはりすさまじかったです。『シゴフミ』もフミとミカによる二重人格百合が主軸だったりと、さいきんは百合展開も徐々に手が込んできましたね。もともと王道があってないようなジャンルだけに、いろいろとバリエーションが増えてくれるのは嬉しいです。じつは『マクロスF』のシェリルとランカにもひっそり期待していたりもするんですけど、そっちは十中八九ないだろうなぁ・・・。


2. そういえばまだここでご紹介していなかった、「Hugo Strikes Back!」で度々話題に上がっているオードリー・カワサキという画家のことを。
a u d r e y * k a w a s a k i
彼女はロサンゼルス在住の日系二世で、幼少時から日本のサブカルチャーにどっぷりと浸かって育ったそう。ジャパニーズ・カワイイと耽美な雰囲気が、不思議に溶けあったおそろしくキュートな画風が魅力なのですけど、わたくしとしましてはなによりも、百合ん百合んなモチーフが異常に多いことを指摘しておきたいと思います。わたしのなかでは、もう勝手に水上カオリとならぶ百合絵の守護天使へ位置づけられています。百合好きさんはもれなくチェックしていただきたい。「traveling with the ghost」によると「アルフォンス・ミュシャを現代的にアレンジしたベースへ、ハンス・ベルメール手塚治虫どろろのダークなエッセンスを加えた」スタイルというように解説されているのですけど、たとえば水野純子山本ルンルンなどは、それらの素養を純日本人的に表現する絵描きなのかもしれないなと思ったり思わなかったり。その違いがどこからくるのかを考えてみたところ、水森亜土内藤ルネ的記憶のあるなしなのかもしれない、などというような結論に達したような気がします(なんか頼りない)。