ずっとお城で暮らしてる

村上リコさんのブログを読んでいてときめいた物件をふたつ。


ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (新書y)

ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (新書y)

高収入でセンスが良くて、消費志向で忠実度が高い(気に入ったものは惜しみなくサポートし、裏切られたら遠慮なくブーイングを浴びせる)集団、とみなされているレスビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの皆様。国家予算に匹敵するとも言われる、そんな方々の購買力について解き明かされているらしいです。

1. イギリスでもLGBTIの人々が高感度な人種の代名詞みたいになっているとは驚き。アメリカだとニューヨーク限定ってイメージですが、イギリスは国土が狭いぶん、そういった感覚もはやくゆきわたるのかな。日本でも、ちょっと前にオタクの購買力が無視できないレベルにまで達しつつあるという経済関係のニュースが流れたりしましたけど、それに似ているのかもしれないですね。これは読んでみたい1冊。


St Trinians

St Trinians

オリヴァー・パーカー監督&ルパート・エヴェレット&コリン・ファースが出演している、2007年度の作品。『理想の結婚』と『アーネスト式プロポーズ』で、オスカー・ワイルドのヴィクトリアン・ラブコメ戯曲を小粋に映像化した三人が、三たび結集――ということになりますが、今度のコレは純然たるティーン女子向け映画ですね。原作はロアルド・シールによるマンガ。女装のルパート(なぜだか本編中では誰も突っ込まない)が校長をつとめるアナーキーな女子高が、莫大な借金により閉鎖の危機にみまわれるものの、個性的すぎる女子たちが団結し、無茶な手段で解決をもくろむ。女の子が活き活きしていてかわいい、笑える、音楽たのしい、他愛もないけど面白い、そんな映画です。テーマ曲の『Trouble』も懐かしい。日本語版で見たいな〜。

2. 女子校ものイギリス映画は、なにがなんでもチェックしなくてはなりません。なかでも白眉なのが、時は30年代、エジンバラの伝統ある女子校を舞台にした『ミス・ブロディの青春』という作品なんですけれども、それはまぁ措くとして。内容は『グレイテストな私達』とか『ガールズ・ルール!』っぽいかんじですね。原作はけっこう古いものらしく、本家のウィキペディアによると、いままでにも映像化されたことがあるようです。ていうか、なんとYouTubeに全編(だと思う)アップされておりました。英語力は心許ないですが、消される前に視聴しよーっと。ちなみに、日本公開はまったく未定のようです。DVDだけでも発売してほしいなぁ。
YouTube - St Trinian's pt.1  YouTube - St Trinian's pt.2  YouTube - St Trinian's pt.3
YouTube - St Trinian's pt.4  YouTube - St Trinian's pt.5  YouTube - St Trinian's pt.6
YouTube - St Trinian's pt.7  YouTube - St Trinian's pt.8  YouTube - St Trinian's pt.9
YouTube - St Trinian's pt.10  YouTube - St Trinian's pt.11


3. そしてもうひとつ、リンジー・ローハンの事実上カミングアウトなるニュースを。

先日の七夕に素敵な情報が入りました(笑)。英紙「サン」によると、リンジーが今月2日、自身の誕生パーティで「いままで通り、ただ健康で幸せな年を過ごしたいの。そして、好きな人と一緒にいたい。あと家族ともね」と発言し、同紙ではカミングアウトとして捉えられています。その“好きな人”とは、もちろん、ここ最近どのゴシップ記事を見てもリンジーと一緒にいる、TWがホットレズビアン・ベスト5の中にノミネートした、DJサマンサ・ロンソンのこと! ジョディ・フォスターに続く、最近ハリウッドで流行な、明確なカミングアウトまではいかない “ほぼカミ”にせよ、以前からTWでも紹介しているように、このふたりがラブラブなのは確か。
TW Notes - リンジー・ローハンが“ほぼカミングアウト”!?

なんとおっさん御用達の夕刊紙、日刊ゲンダイでも報じられたというあたりに、リンジー知名度のほどが伺えます。ちなみに、当ブログ的イチオシのリンジー出演作は、『ミーン・ガールズ』のクリスマス会のダンスシーンに後ろ髪を引かれつつ、デビュー作であるディズニー映画『ファミリー・ゲーム/双子の天使』を挙げておきます。当時12才。

ファミリー・ゲーム [DVD]

ファミリー・ゲーム [DVD]

ケストナーの『ふたりのロッテ』を映画化した『罠にかかったパパとママ』(1961年)のリメイクなんですが、これがまたふたご姉妹に萌えるかたには堪えられない内容であるうえ、デニス・クエイドのまるで似合わない善人ぶりが笑える傑作となっております。この映画をすすめてくれたのは、生き別れのふたごである(さりげなく映画本編とリンク、笑い)ソランジュ・ハセさん。速攻でDVDを買ったんですが、やっぱりわたしの好みをよくわかってくれているなぁと感心したものです。あ、もちろんお子様に見せても安心なお話ですよ。念のため。