バック・トゥ・スクール 2008 pt.1

chibinova:しかしあれだね、こないだの訃報はまさに晴天の霹靂だったけれども、この数年ずっと抱いている一期一会の大事さを、さらに痛感させられる出来事だったよ。

奴股:そうだなあ。なんで連絡したかと言うと、訃報の名前からようつべを検索したら、ワーズワースの主題歌があって。ずばり君の好みのようだったので。肝臓癌らしい。

「ワーズワースの冒険」〜シャ・リオン

「ワーズワースの冒険」〜シャ・リオン

chibinova:思えばワーズワースの庭でケルトやノルディックに興味を抱き、手塚理美の出ていた健康食品のCM音楽でブルガリアン・ヴォイスあたりに興味を抱いたのだなぁ。ケルトはさらにエンヤとFF4の『ケルティック・ムーン』というアレンジアルバムで駄目押しがあったし、折からのワールドミュージックブームで東欧の民謡をニューエイジふうにアレンジした吸血鬼アンソロジーなんかも出ていたのだ。姫神みたいなかんじね。初めて買ったケイト・ブッシュのアルバムが当時最新作の『センシュアル・ワールド』だったんだけど、ブルガリアン・ヴォイスがフィーチャーされていて。もともと親がエルサレムへ巡礼に行った際買い求めたイスラエルあたりの音楽に馴染みがあったというのもあるし、シルクロード的なものに惹かれてバングラビートなんかも好きになったし、ザバダックやナムチェ・バザールといったバンドもよく聴いたし。ちょうど20才前後の頃の話だが。デッド・カン・ダンスやコクトー・ツインズミランダ・セックス・ガーデン、エニグマなんかも流行ってた。そういえば球体関節人形に興味を抱いたのも、ワーズワースの庭で紹介されていたからだったように記憶しているな。ところで、いまみてる魔法遣いって古い方?

奴股:夏のソラのほう。

chibinova:そっか。関西ではやってないんでな、みてないねん。

奴股:背景が写真から絵画に起したような感じで、とてもきれい。あらすじをみるかぎりでは、旧作も新作も似ている。北海道と岩手の違いはあるけど。

chibinova:そうね。原作者はもともと中学生日記の脚本を書いていた人らしいけど。夏のソラは秋頃に実写映画が公開されるんで、それは観にいくと思う。

奴股:あ、なるほど。いかにも実写にできそうやもんな。第一話は女の子同士の友情の話だったから、君好みだと思う。ただ今はたぶん見ている僕の精神状態から、ゼロの使い魔3期ぐらいアホな内容のほうが楽でいい。

chibinova:ゼロの使い魔3期な、第1話のAパートでもう限界やったわ。理由はだいたいわかると思うけど(笑い)。

奴股:そうやな。男子キャラが前に出すぎやからな。あとは『薬師寺涼子の怪奇事件簿』とか『ゴルゴ13』も楽しく観てる。『絶対可憐チルドレン』も。こないだ第3話やって、涼子がかわいかったなあ。

chibinova:お由紀の方が萌えるやん。

奴股:あくまでサブキャラ志望ね(笑)。

chibinova:だってあの人、もう涼子のことしか見えてないねんで。

奴股:そうそう。んで、あのなんやっけ、下僕の刑事にダンディズムを見たりして。なんかすっきりしてていいな。でもあれやな、女の子しか出てこない作品は限られていると思いきや、君のチェックリストなんかを見ると膨大だなあ。

chibinova:それなりに男性も出てくるけど、おれがスルーしてるだけじゃないか?(笑い)要は描かれ方次第やねんけどね。作者の目線って言うか。

奴股:なるほど。ゴルゴなんか下の下やろうな(苦笑)。絶チルは、主題歌が好き。PVにも萌え転がった。

Over The Future(初回限定盤 DVD付)

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chibinova:なんかね、小さい頃に病院の待合室で『ゴルゴ13』を読んだことあるねんけどな、ホテルの部屋へ呼んだ娼婦とやることやったあとで胸にパンチ食らわせとって。は?なにしてんのこいつ?と思ったのを憶えてる(笑い)。

奴股:ルパン3世にせよ、もし実在するなら、まともじゃないだろうなあ。

chibinova:絶チルってあれやで、GS美神の人やで、描いてるの。

奴股:ああそうか。そう思って見れば、絵柄が共通するね。全然気付かなかった。

chibinova:なんで気付かないかな、数年前にはハンサム掲示板でおキヌちゃんのアイコン使ってたのに(笑い)。

奴股:あんなに熱心に見てたのに。

chibinova:あんなに愛しあったのに

奴股:そうそう。同じ頃の『ママレードボーイ』はよく覚えているのに。

chibinova:ママレといえば、もう茗子がめちゃくちゃ好きでさぁ。

奴股:小説書いてた子やったかなあ。

chibinova:そう、美希の親友の。で、お嬢やねんけど両親がめっちゃ仲悪くて、ある日すさまじい大喧嘩すんの、両親が。それに耐えかねて家出して、なっちゃん先生のとこいくわけよ。で、それ知った美希が、まず親友の自分のところにきてくれなかったことをすごい気にしてな、傷つくねん。そこでもうこれでもかいうほど萌え転がったわ、当時。

奴股:ああ、あったあったそんな話。しかし有線放送のアニメ観てると、客のニーズかもしれんが、女の子向けのアニメって少ないなあ。そういや今のあらすじで思い出したけど、『ひだまりスケッチ』の番外編がそんな感じやったなあ。小説書いてる子と、ぽっちゃりした子が友達やったやん。で、後者が男の子からラブレター貰って、それを前者が必死で無関心のフリをしながら、もう気になって気になって・・・という可愛らしい内容。

chibinova:ああ、原作にもあるわ、それ。床を転がった(笑い)。

奴股:やはり転がりましたか。でもあれって不思議でさ。学校前の下宿とか登場人物とか、ぜんぜんほんとうにはなさそうなんだけど、なにか、描かれているひとつひとつは、ほんとうに親しく感じる。自分も体験したことがあるような。あれはなんでなんやろうな。項目としては、我々のリアルとなんの接点もないんだが・・・・ふしぎだ。まあそんなこと言い出したら「ガンダム」はなんか接点あるんか、みたいな話になるけどさ。

chibinova:宇宙でロボが殴りっこのどのへんがリアルやねん、っていう(笑い)。

奴股:まったく接点なんかあれへんって(笑)。そういや忘れてた。おもしろく見てるのに『隠の王』があった。あれの主題歌も大好き。

chibinova:おお、あの超展開おもろすぎるねんけど(笑)。カプ的にも、最初は壬晴と帳先生がつがうのかと思いきや・・・。

奴股:話数の関係かな。今4話ぐらい見たとこ。

chibinova:ああ、そのへんか。風魔の里が襲撃されたあたり?

奴股:そうそう。襲撃後の話まで見た。

chibinova:ほうほう。なんかもう雷鳴だけやからな、女子キャラ(笑)。

奴股:言われてみれば。文字通り腐女子ってるわけだ。

chibinova:緑の頭したロリっ娘とか出てくるけど、完全に背景やし。まぁ壬晴がヒロインってことでいいんじゃね?

奴股:あれほんま女の子やで。ふと『Loveless』思い出したり。

chibinova:声もくぎゅやしなぁ。