燃え尽き症候群

1. 「princesse de la nuit 〜お姫さまナイト〜」、無事に終了いたしました。ありがとうございました。燃え尽き症候群というやつでしょう、なんだかまだ終わった気がしていないので、レポや感想のたぐいをうまく書けないんですけれども、とにかくこれ以上ないほど楽しかったです。感謝感謝です。お越し下さった方や出演いただいた方が、少しでも有意義な時間を過ごされたことを祈りつつ、よい想い出を心のうちにとどめておきたいと思います。これから、またしばらくボーイフレンズ・デッドの活動が続きますので、そちらのほうもよろしくお願いいたします。



2. ソウルイーター 第21話「届け、私の魂〜渇いた心、たまらない孤独の中で・・・?〜」を視聴。そしてBパート後半、素で泣かされました。トンプソン姉妹のライトなシスコンぶりにうっすらと萌えてはいたものの、とくに百合を期待していたわけではないだけに、不意打ちのショックも上乗せされ、相当な破壊力だったですよ。内的世界描写の手法に『ef - a tale of memories.』と共通するものを見出しつつ、いわゆる少年誌的展開にここまでやられたのは、初めての経験かもしれないです。しかも設定上、クロナって性別不詳のキャラなんですけど*1。そんなことはいいじゃないかって勢いでグッときました。とはいえ、(おそらく)このエピソード限定のEDが効いてるのは確かなんですけどね。もう明らかに百合百合しく見せようとしてるんですもの。なんというか、かつてシンちゃんとカヲルくんで萌え上がったひとたちの昂ぶりに、それこそシンクロ率200%で共鳴できたんじゃないかと。や、なんか大浴場のエピソードとすごくかぶったもので。そうかぁ、こういう気持ちになったのねなどと思いましたです。ほんとやばいなぁ。個人的に、今年最高のエピソードになるかもしれません。



3. テレパシー少女 蘭 第10話「蘭と翠と夏休み」を視聴。『弘恵の道しるべ』最終回、弘恵がアメリカへ留学すると知ってショックを受けたはな子が、神社の境内で想い出を反芻しながら泣いている。そこへやってくる弘恵。うちは弘ちゃんとおったから今までやってこれたのに、アメリカへ行ってしまったらもう会われへんやん、とゴネるはな子。「うち、あんたの彼氏とちゃうんやから」「彼氏の方がよっぽどマシやわ!」「うちは、はなちゃんにとって最高の友だちやったかわからんけど、はなちゃんはうちにとって最高の友だち。一番や」「その言葉、そのまま返したるわ」ってなやり取りに転げまわったわけですが。このエピソードでも、ツンデレの見本みたいな翠が蘭のかけがえのなさを繰り返し自覚しつつ、蘭のお兄さんが来ないなら行かないと言い張ったはずの花火大会で、留衣とはぐれた蘭と引き合うくだりに萌え転がりましてですね。これ以上ないほどせつなげな翠の表情といい、その刹那、花火はふたりのためだけに大輪の花を咲かせた的な描写といい、完全に背景化する留衣(笑)といい、この物語の本質を理解し尽くした演出が素晴らしかったです。

*1:最初は『魔法少女隊アルス』のレノンみたいなイメージで捉えていたんです。彼は魔女と人間のハーフなんで、男性として産まれたんだけれども、魔女の血のせいでどこか中性的なんですよ。同じく魔女の子であるクロナも、もともと女性だったんだけれども、黒血によって魔剣士となったことで男性性が顕在化し、中性的になったんじゃないかな。じゃなかったら、ラグナロクもスカートめくりなんてしないだろうし。声をあてているのが真綾だけに、藤岡ハルヒ的なボーイッシュ女子として見るのが妥当かなと思うんですけど・・・や、百合スキーとしては性別不詳とどう接すればいいのかわからないんですよ、笑い。