天使たちの午後

1. 『題名のない音楽会』に、谷川賢作・俊太郎親子が登場。谷川賢作といえば、後期の市川崑作品をはじめ、数々の劇伴を手掛ける映画音楽家として認知されています。さらには高浪敬太郎鈴木智文が90年代中期に興したインディレーベル、ハニカムレコードのレーベルサンプラーに収録されていたことで、ディーヴァという名義の歌ものグループをやっていることも知ったり。そして最近は、今回のように父・俊太郎の朗読と演奏をミックスさせたスタイルで演ることが多いみたいですね。たしか、上野洋子率いるマーシュ・マロウとも船上ライブかなにかで共演したことがあったはず。それでは番組中のトークから、印象深かった内容をピックアップ。

親子で共演されるようになったきっかけはなんですか?(佐渡裕
そりゃもう生活していくうえでの要請があったからですよ(俊太郎)
ぼくは無名なんで、自分の名前だけだとコンサートを開くのも大変。でも父と一緒だったら中ホールでやらせてもらえたり(賢作)
息子さんが音楽の道に進んでくれてよかったですか?(佐渡裕
嬉しい。自分は詩がなくなっても生きていけるけど、音楽がなくなったら生きていけない(俊太郎)
曲をつけるのにちょうどいい詩を探していたところ、谷川俊太郎詩集がしっくりきた。リズミカルで、自然に曲想が浮かぶ(賢作)
あまり面と向かってそういうこと言ってくれないよね(俊太郎)
そりゃ言いませんよ(賢作)
本当は何になってもらいたかったとかはありますか?(佐渡裕
自分は息子を100%支持しているので、何になろうと応援するつもりだった。暮らしに困れば、80だろうが90だろうが面倒をみようと(俊太郎)
ぼくがそんな年になっても生きてるつもりだったの(笑)?(賢作)
自分の書く詩に、とくに意味はない。深読みするよりも、花を受け取るように味わって欲しい(俊太郎)

番組の最後に佐渡裕のリクエストで「山寺の和尚さん」をリコーダーの続木力とデュオで演奏したのですが、それがウクライナのミハイル・アルペリンを思わせるスラブ的なジャズタッチで、もうめちゃくちゃカッコいいの。人柄も活動スタイルも非常にユニークなだけでなく、カレセン的によく萌える燃料親子という付加価値までついちゃったということで、これからどんどん売れていって欲しいですね。

Wave of Sorrow

Wave of Sorrow



2. 絶対可憐チルドレン 第36話「男子禁制! 天使たちの午後」を視聴。

放課後の二条女子高等学校・美術室。そこには特務エスパー『ワイルドキャット』こと梅枝ナオミともう一人、しなやかな手で百合の花を生ける美貌の教師・瑠璃子の姿があった。夕日が差し込む静かな教室。「本当に・・・いいの・・・?」とやさしく問いかける瑠璃子に、恥ずかしそうに頬を染めてうなずくナオミ。ふわりと風に揺れるカーテン。じっと見つめ合う二人。そして瑠璃子の手が、ナオミの制服のリボンをゆっくりとほどいて・・・・・・谷崎悶絶の展開は、放送でじっくりとご覧ください!!

さいきん某番組でホモフォビア全開の内容にウンザリしたこともあり、次週予告で「なんだ、また百合でお笑いネタかぁ?」なんて斜に構えて観てみたわけですが、途中から「あれ・・・? これってまじでガチ展開・・・?」と蒼褪めだし、ラストのオチで瑠璃子先生ガチ百合キャラ確定に土下座。つーか秘め百合ですよ。せつな系ですよ。でも、瑠璃子先生の髪型とか服装、挙句に中の人までまんま『おねティ』のみずほ先生だったし。てっきりネタかと思っちゃったんです。ほんとすいませんでした。ていうかサブタイトルの「天使たちの午後」ってね、大昔にあったレズビアンネタエロゲーのタイトルなんですよ。

天使たちの午後II

天使たちの午後II

これは『天使たちの午後2』をコミカライズしたもの。SABEファンからはなかったことにされている、いわゆる黒歴史。熱狂的な百合オタ以外にはおすすめしません(笑い)。で、来週の『しゅごキャラ』は満を持して(?)りまvsなぎひこですよ。もちろんOPに描かれているように、あむちーを取り合うんですよ。これは期待できそうです。