乳と卵
ゆうべも秋葉原紫音のライブを手伝いに、「なんでもない日のお茶会」へ行ってきました。まるで女子校さながら、きれいに着飾った女子たちのキャッキャウフフが心ゆくまで堪能でき、行くたびに潤わせていただける素晴らしいイベント。おかげで心のたがが緩みまくり、「次回はまた人気のケーキブースが出展されますよ」というMくんの振りに、ついうっかり「わたしねぇ、女子がケーキを前にして目を輝かせている姿にすっごく萌えるんですよ」と返しちゃいまして。「へ、なんで?」「いや、ケーキの主原料って卵と乳製品じゃないですか。で、卵は雌鶏からしか産まれないし、牛乳を出すのも牝牛だけじゃないですか。これって、わりとすごい百合行為だと思うわけですよ。いわば、マタドールと牡牛の死闘に興奮する人たちと、同じような精神状態になるっつうか」「もう全然意味がわからない」みたいなやり取りがありまして。でも冷静に考えてみたら、たしかになに言ってんだかさっぱりわからないでしょうね。もはや、元素記号の組み合わせにまで萌えるレベルへ達しつつあるのかもしれない。もはや引き返せないところまできたんだなぁ、と悟った瞬間でありました。帰る気はさらさらないけど。それはさておき、「お茶会」の前に立ち寄ったまんだらけで抜いてきた物件を晒しておきましょう。
山岸凉子「白い部屋のふたり」 花とゆめコミックス版
エスでも擬似恋愛でもなく、初めて明確にレズビアニズムを主題とした少女まんがといわれている作品。全集に収録されているぶんで読んではいたものの、百合者のたしなみとして、どうしても単行本が欲しかった。古典ゆえ完成された、まるでバッハのシャコンヌのごとく奥深い描写がたまりません。さすがは24年組です。これを読めば、百合がやおいと同じく少女まんがから発生したジャンルであることが、よくわかるのではないかと思います(もちろん、少女小説ではこれ以前からありましたが)。当ブログ的百合物件リストも、基本少女まんがの中からピックアップしたものです。
La nuit magicー夜は魔術ー―夜は魔術 (LOVINGコミックス)
- 作者: 戸川昌子,いがらしゆみこ
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 1990/01
- メディア: コミック
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- 作者: 美内すずえ
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- 作者: 大和和紀
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- メディア: 文庫
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