give her the ooh-la-la

Girls

Girls

ファッション写真家、パメラ・ハンソンが2000年に発表したベストセラー写真集『ガールズ』のペーパーバック版が、4月30日に発売されるとのこと。当時、心斎橋のアセンスで涎を垂らさんばかりだったもののお金がなく、とても手が出なかったのですが、そのリベンジもかねてさっそくアマゾンのカートにぶち込んでおきました。世界中の女の子のハートを鷲づかみにしたキュートの権化を、今度こそ手にできるその喜びといったらもう。しかし、いいことがあればよくないことも起こる。我が最愛の歌姫、ブロッサム・ディアリーが今月7日に亡くなったそうです。彼女のレコードを血眼で漁っていた頃、勢い余ってボビー・ジャスパーのレコードにも手を出し、おかげでヨーロピアン・クール・ジャズ全般を漁るはめになったのもいまではいい想い出。安らかなる眠りを。いちばん聴いた曲は、ブルー・スターズの「Mister L'Amour」かもしれない。コーデッツのカバーですな。
Lullaby of Birdland

Lullaby of Birdland

ブルー・スターズにはブロッサムとクリスチャンヌ・ルグランの関係というおいしい燃料があるわけでして、クリスチャンヌはブロッサムのことを大変尊敬しており、帰国するため脱退したさいにはすごく残念がった、というような記事をどこか(ライナーだったかな?)で読んだような気がします。ひょっとすると、わたしの願望が産み出した捏造記事かもしれませんけどね・・・しかし、このふたりのやり取りを妄想するだけで、脳内に広がるお花畑の目にまばゆいことといったら。そのあたりの詳しい記録などがあれば、ぜひとも読んでみたいものです。コーデッツといえば、アンドリュー・シスターズなどとともにガールズ・コーラスの草分け的存在ですしね。ブロッサムのソロ・リーダー作はどれもそれぞれにいいし、まんべんなく聴いているかどうか定かではないけれど、とてもどれかひとつは選べないです。ジャケットがどれも最高なのも特筆すべきか。たたずまいも含め、存在自体が奇跡のような人。個人的に、彼女と比肩するのは岡崎律子しかいないと思ってます。それへ続くのが、アストラッド・ジルベルトフランソワーズ・アルディリッキー・リー・ジョーンズ、ヴァージニア・アストレイ・・・。余談ながら、「ウー・ラ・ラ」いうとどうしても映画『フレンチドレッシング』のBBならぬFFを思い出してしまいます。なんか痛々しいやらかわいそうやらでねぇ、みてられなかったです、はい。そりゃ、ラストシーンのジュディのほうが、けなげ度も好感度も高いのはわかりますが・・・。