青い花

skb_mate022009-06-24

1. 更新を再開するはずが、気付けばまた2ヶ月近くの放置・・・。ますます自由に使える時間が目減りし、電車の中で立ったまま寝ていることもしばしば。本を読めば寝落ち、ビデオを観ていても寝落ちとどうしようもありません。時間は作るものだなどと申しますが、なかなかうまくいかないものです。とりあえず、壁井ユカコの『14f症候群』というハードカバーを買って読みました。ある中学の女子6人組が、それぞれの体験するグレゴール・ザムザさんコンニチハな超自然現象を通して、少女の殻を破ってゆくという内容のオムニバス小説。うち一篇が、女子社会で目をつけられぬよう地味にふるまう美少女と、彼女を崇拝する少女の中身が入れ替わったことから、主従関係が逆転してゆくさまを描いたガチ百合でうまうま。もともとふたりは付き合っているという設定。オチで美少女のヤンデレ具合が炸裂と、なかなかのわたし好み。で、最近マーガレット各誌がやばすぎですよ。別マではいくえみ綾と小島美帆子が双子姉妹ものを描いているほか、中原アヤがアイドルユニットものを。秋本尚美の『gift』みたいな話になるんですね、わかります。デラマは5月号に河原和音:原作、山川あいじ:作画のガチすれすれの衝撃的な読みきりが掲載されたほか、ノンってどんだけメグが好きやねん以来、細々ながら続く女子同士のライバルものの最新形、『武士道シックスティーン』のコミカライズがスタート。次号のデラマには、いまマーガレット系でいちばん好きな絵を描く香魚子の女子2人ものが掲載されるそう。そしてザ・マーガレット8月号には、友情ものが2本。前号には、たしかタカハシマコの読みきりが載ってた。少女誌は初めてなんじゃないですかね。盟友・榎本ナリコの『ふしぎなジジガール』よりもこなれてる感じ。でも、毒抜くの大変だったろーなー。どーですか、やばいでしょう? いままっとうに女の子の友情で萌えようと思うなら、マーガレットを買うのがいちばんカタいですよっつう話でした。ふつうに「百合姫」買えよって気もしなくはないですが。え、男の子の? そりゃアンタ、茜新社の「opera」で決まりですよ。


2. しゅごキャラ!!どきっ 第88話「激突! なぞたま大暴走!!」を視聴。次回はルル編のまとめエピソードになるだろうから、かつて歌唄を落としたその手腕でもって、あむちーがルルをデレデレにするんですね、わかります。第85〜86話に登場した優亜といい、あむちーにくっついて離れないりまといい、あむちーラブな内心をイルに茶化されてキーキー怒る歌唄といい、もう「ここで百合分を補給しとけ」っつう製作陣のメッセージが聞こえるようでした。しかしルルのママ大好きっぷりは行き過ぎだな。というか、勝手にママの人生を「修正してやる!」ってな歪み方が、アガサ・クリスティーの『娘は娘』を連想させます*1。残り1クールは原作に戻り、イクト・唯世との絡みが多くなっていくだろうから、とにかく次回がアニメ版しゅごキャラのオーラス(百合的な意味で)になるものと思われます。2年間楽しかった〜。そういやけっきょく『アニみて4期』や『地獄少女 三鼎』、『ミチコとハッチン』の感想を書かずじまいでしたが、どれも個人的には大満足の締め方でした。とくに『ミチコとハッチン』、あれガチだろ。ハナに子供ができてたのも、そっちに免疫のない視聴者を引かせないための配慮としか思えなかったし。できれば小説版とか出して欲しいなと思います。『アニみて4期』は完全に瞳子ファンのためのエピソードでしたね。終わってから、しばらくED「くもりガラスの向こう」を聴きまくってました。今期はもちろん『けいおん!』。憂唯はまぁ当然として(和唯も捨てがたいが)、やっぱり第11話の律澪が強烈でしたよね。律ちゃんは受けだと思ってたのに! プリキュア無印のコミック版か!っていう。当初は『バンブーブレード』のキリサヤぐらいに「まぁ萌えなくもない」程度だったのが、一気に天井突き破りました。我ながら現金だなぁ。かがみがこなたのバイト先へ遊びにいったとき、パティとの仲睦まじい姿を微笑ましげに眺めていたシーンで歯軋りした百合者としては、もう非常に胸のすく想いがしましたです、はい(だからこなかがはアリだけどかがこなは妄想しにくい)。あとはカプ多すぎな『咲-Saki-』、三重野瞳の脚本が非常に光っていた『夏のあらし!』の潤カヤ、加奈やよ。で、7月スタートの新番組なんですが・・・。これまたやばい、やばすぎるよ! 『GA 芸術科アートデザインクラス』と『かなめも』を筆頭に、佐藤順一の『うみものがたり』、『大正野球娘。』とそれっぽいのが目白押し。大本命は、当然のことながら『青い花』!! ノイタミナ枠での放送で、「百合とか関係なく」を枕につけたがる系(笑)スイーツ(笑)を巻き込める存在感をアピールしまくりのプロモーションも、実に頼もしい限り。公式ページを閲覧してみるに、できるだけ生々しさをそぎ落としつつ絵を観せる方向っぽいのも期待できるし。ちょっと想像したんだけど、『マクロスF』みたいに「ふみちゃん派」と「あーちゃん派」が対立なんてことになったら、かーなーり笑えますね。そんなこととは無関係に、「百合とか関係ある」人は『ラヴ・バズ』も読んでみよう。萌えます。


化物語 7月4日(土) 毎日放送 25:58〜
うみねこのなく頃に 7月6日(月) サンテレビ 25:40〜
懺・さよなら絶望先生 7月6日(月) サンテレビ 24:00〜
GA 芸術科アートデザインクラス 7月6日(月) 読売テレビ 26:14〜
うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 7月6日(月) 毎日放送 26:35〜
CANAAN 7月7日(火) 関西テレビ 26:05〜
かなめも 7月7日(火) テレビ大阪 26:05〜
宙のまにまに 7月7日(火) サンテレビ 26:10〜
大正野球娘。 7月9日(木) 毎日放送 25:55〜
狼と香辛料II 7月10日(金) KBS京都 25:00〜
青い花 関西ネット時期未定

*1:母娘で思い出したんだけど、日曜に『地球感動配達人走れ!ポストマン』って番組をみてたんです。プロを引退するボクサーが、ぜひ父親に引退試合を観に来て欲しいので連れて来てって依頼をしてて。で、最後の試合を勝ちで飾り、父親と抱き合う図にスタジオ一同感動しつつコメントをしていたんだけど、その中で内田恭子アナが「母と娘にも特別な関係はありますけど、父と息子もいいですねー、熱いし」みたいな内容の発言をしたのにグッときましてね。スタジオ全体が父と息子の素晴らしさをワッショイしているところへ母と娘を持ってくるってのが、空気がどうのとかじゃなしに、実生活でそれだけ親密な関係を築いているがゆえなんだろうなぁと思わされて、つまり萌えたっちゅうことなんですけどね。なんかもういろいろすいません・・・。