キャラメル

とても劇場へ行く時間が取れそうにないので、DVD化されたらレンタルするものリスト。あ、『ブリュレ』は買います。もちろん。


キャラメル - goo 映画

ベイルートの小さなエステサロンに集う5人の女性たち。結婚を前にフィアンセに過去を打ち明けられないイスラム教徒のニスリン。不倫の恋に振り回され、結婚を期待する親に嘘をついていることに悩むオーナーのラヤール。長い髪の美しい顧客に心惹かれるリマ。毎日サロンに通うジャマルは、オーディションを受け続けるが上手くいかず、年を重ねる自分を受け入れられない。そして、ローズは年老いた姉を抱え、すでに自分の人生を諦めていた。そんなとき、素敵な老紳士と出会うのだが…。ニスリンの結婚式を前に、それぞれの人生が動き始める。

レバノン映画初のビアンキャラが登場するということで、その筋では静かな話題を呼んでいた作品。解説を読んでみるに、ロドリゴ・ガルシアの『彼女を見ればわかること』が連想されますね。少なからず影響を受けてるんじゃないかなぁ。そうそう、ロドリゴ・ガルシアガルシア・マルケスの息子なんですけど、ガルシア・マルケスが大きな影響を受けたと語るヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』をモチーフにした『めぐりあう時間たち』にもビアン要素がありました。原作者のマイケル・カニンガムはオープンリー・ゲイ。ヴァージニアをよく理解していたものと思われます。しかしアカデミー主演女優賞を獲得した『めぐりあう時間たち』にたいし、『彼女を見ればわかること』は内容が地味だからという理由で、劇場公開すらされなかったとか。『めぐりあう時間たち』もたいがい地味だと思うが・・・アメリカ人の感覚はよくわかりません。ついでに、ガルシア・マルケスフィデル・カストロと親交があったことでも知られていますが、そのカストロを恨みまくる(笑)9才のアンナが激キュートな『ぜんぶ、フィデルのせい』も推しておきます。とくに、煙たがっていた従姉妹のピラルと仲直りするシーンがお気に入り。ていうか、『テヘランでロリータを読む』って映画化されるんじゃなかったっけ? まだ日本公開されてないだけなのかな?

ぜんぶ、フィデルのせい [DVD]

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彼女の名はサビーヌ - goo 映画

映画女優サンドリーヌ・ボネールには、1歳年下の妹サビーヌがいる。サビーヌは自閉症で、幼いころから特別なケアを必要としていたが、とくに適切な処置がとられることはなかった。自閉症とはいえ快活だったサビーヌだが、精神病院での5年間に大きく変わる。かつて姉妹で旅行したアメリカ。その時、撮った映像の中のサビーヌと現在のサビーヌの映像が交互に映し出され、サビーヌの「変化」を私たちは知ることになる。

『女優サンドリーヌ・ボネールが、自閉症の妹に贈る「映画」という「抱擁」』って、そりゃもう観るしかないでしょう。ヨーロッパといえば、漠然と福祉的に先をいっているような思い込みがあったけれど、決してそうとは言い切れないのだな。北欧とかだと、またすこし事情が違ってくるのだろうけど・・・。


リリィ、はちみつ色の秘密 - goo 映画

1964年の夏、14歳のリリィは幼い頃に自分のせいで死んだ母の愛を確かめたくて、父T・レイに黙って旅に出る。制定されたばかりの公民権法の甲斐もなく白人の嫌がらせを受け怪我をした挙げ句警察に連行された黒人家政婦のロザリンを助け出し、向かった先は母に縁のある町ティブロン。そこで2人はボートライト3姉妹と出会う。長女のオーガストは養蜂家で、黒い聖母像のラベルのはちみつを作っていた。

原作小説を読み、60年代南部のカトリック信者がどういう存在だったのか、またマリア信仰とフェミニズムの関係についても考えさせられました。こういう本が現代のアメリカで広く読まれたという事実が興味深くもあります。今後、そのあたりはもっと深く掘り下げてゆきたいですね。


ダイアナの選択 - goo 映画

コネチカット州郊外の小さな町の高校で銃乱射事件が起きたとき、17歳のダイアナは親友のモーリーンと女子トイレでたわいないお喋りに興じていた。そこへ銃を持ったクラスメイトのマイケルが現れ、「どちらかひとりを殺す。どっちにする?」と非情な選択を迫り、ダイアナは「殺さないで」とつぶやくのだった…。15年後、教師をしながら夫と娘と閑静な住宅街に暮らすダイアナは事件の悪夢にいつも苦しんでいた。

重いテーマを扱っているにもかかわらず、絶妙の少女趣味と透明感、夢幻感をたたえた原作小説が素晴らしかった! どんなふうに映像化されているのか、いまから観るのが楽しみで仕方ありません。マイケル・ムーア? 誰それ。


ミルク - goo 映画

1972年のニューヨーク。金融や保険業界で働いていたミルクは、20歳年下のスコットと出会い、恋に落ちる。二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成する事になる。社交的でユーモアにあふれたミルクは、近隣住民の抱える問題に、政治的により関わりを深めていく。

基本でしょ基本。


レイチェルの結婚 - goo 映画

バックマン家の次女キムが9ヶ月ぶりに更生施設から帰宅する。2日後に姉レイチェルの結婚式を控え、手作り挙式の準備で大わらわの自宅には新郎の友人ら見知らぬ人々が溢れ、所在無さと疎外感でキムは苛々をつのらせて行く。そんな妹の身勝手な態度にレイチェルは怒りを爆発させてしまう。依存症の治療を続けるキムの存在は気まずさと緊張感をもたらし、一家に辛く悲しい過去の記憶を否応なく甦らせるのだった。

風子と公子の真逆みたいな設定だけど、どんな形であれ姉妹愛を見逃すわけにはいかない。そういえば、キャメロン・ディアスも姉妹ものは取りあえずチェックするそうです。とくにシスコンってわけでもないみたいだけど。


西田亜沙子画集 ジャム-jam-

西田亜沙子画集 ジャム-jam-

追記:あ、これもちろん買いました。届くのが楽しみだぜぇ、ぐへへ。