せつなとラブ あなたがイースなの!?

skb_mate022009-07-06

土曜日の晩はライブを演ってきました。もうヘロヘロでどうしようもないわ。徐々に体力、気力共に限界かなって気はしてきました。それとは反比例するようにどんどん腐っていく脳みそ。マスタードさんとかアイロットのヴォーカルの子をとっ捕まえて、うんざりした表情をものともせず腐ネタを語る語る。キモいながらもウザくはならないよう気遣っているつもりだったんですけど、もうバキバキでどうしようもないわ。そろそろ引きこもって、脳内のお花畑に遊んでいるほうがいいのかも。というわけで、2007〜2008年のアニメ個人的ベストテン・・・はしんどいから、ベストテンカップリングを書いてみようと思い立ってリストアップしたはいいものの、あれやこれやを反芻していたら進まねぇ進まねぇ。ゆえに本日のところは見送ります。しかし、きのうの『フレッシュプリキュア』第22話「せつなとラブ あなたがイースなの!?」はどうしようもなく盛り上がりましたねぇ。もともとプリキュアシリーズは「魔法少女に肉弾戦をさせてみたらおもしろいんじゃね?」という発想のもと作られたわけですが、女児向けにはちと刺激が強すぎるんじゃないかとの危惧から、徐々にソフトな方向へシフトされていって。スプラッシュスターの満・薫なんて、もっと咲・舞と濃ゆく絡んでいってもよさそうなものだったけど、どうも綺麗事っぽい話に埋もれてしまった感がある。そこへきてフレッシュプリキュアは、(ウィキペィアによると)「女の子が好む要素を全て盛り込んだ」うえで「おとなが観てもおもしろいものを」作るという触れ込み通り、各キャラのポジションや関係の描写が細かくなってきました。せつなは無印のキリヤと似た境遇にいるキャラなんだけど、キリヤが純粋悪であるジャアクキングに創り出された魔人であり、人間らしさを獲得していきつつも闇を離れては生きていけなかったのに対し、せつなはパラレルワールドからやってきた人間なんですね。全てを管理され、かつ盲目的に総統を崇拝しているため、この世界とは相容れないと。でも、最初からプリキュア、というよりはラブを強烈にライバル視しているわけです。で、もうライバル同士で熱血展開解禁となれば、いやでも少年マンガ路線へ進んでいくことになると。


キュアピーチ(ラブ)「もうやめて! どうしてこんなことをするの!?」
イース(せつな)「メビウスさまのご命令だからだ・・・メビウスさまのためなら、他のものがどうなろうと構わない・・・たとえ、この命が尽きても」
ナキサケーベ暴走、苦しむイース。気合一発でナキサケーベを蹴り倒したキュアピーチイースのもとへ舞い降り、その手をつかむ。
イース「なにを・・・離せッ」
キュアピーチ「離さないよ! あたし、すっごく怒ってるんだからね。みんなを恐がらせて、コンサートも台無しにして、こんなの絶対許せない! でも・・・貴女が泣いているから!」
イース「泣く? わたしはどんな痛みにも耐えられる(ピーチから目をそらしつつ)泣いたりなどしない!」
キュアピーチ「泣いているじゃない(苦しげな声をあげるナキサケーベ)あれは貴女自身でしょう? 貴女の心が、泣き叫んでるんじゃないの? 命が尽きてもいいなんて、思ってないんだよね!?」
大粒の涙を流しながら、激痛に絶叫するイースキュアピーチの「やめて!」という叫びに応えて、震えていたシフォンが力を解放。ナキサケーベ・カードの機能を停止させる。その隙にラブサンシャイン・フレッシュを発動し、ナキサケーベを葬り去るキュアピーチ。だが、「だいじょうぶ? 無事でよかったね」と駆け寄ったキュアピーチの手を、イースは払いのける。スイッチオーバーでせつなの姿になるイース。唖然とするキュアピーチに、「彼女は敵よ、ラビリンスだったのよ」と告げるキュアベリー。「せつなはわたしの友達で・・・嘘・・・」と呟くキュアピーチにたいし、せつなは「わたしの目的はただひとつ。お前たちを倒すことだ」と言い放ち、ラブとの友情の証であるクローバーのペンダントを踏み潰すのだった・・・。なんという成田クオリティ! 演出の松本理恵たんも激しくグッジョブ!
そして次週予告。「せつなとの出会い、せつなとの時間、せつなの声、せつなの仕草、せつなの笑顔、せつなの・・・涙。せつな、わたし貴女と戦うよ! だって、友達だから!」 もうね、書いててムズムズしてくるって! でも繰り広げられるのは、ガチンコのタイマン勝負なんですよ。かといって、少年マンガではちょっと考えられないモノローグじゃないですか。妄想すんなってほうが土台無理な話でしょう。上北ふたご版に並んだんじゃないかと思わせるほどの百合ん百合んな展開! もうね、リリカルな魔法少女ものだったはずの『魔法少女リリカルなのは』第11話「思い出は時の彼方なの」かと。「受けてみて! ディバインバスターのバリエーション!」かと。ラブの全力全開で、せつながフェイトばりにデレるんですね、わかります。