わたしはイサコ 名付け親はあんただ


電脳コイル 最終回「ヤサコとイサコ」を視聴。ギリッギリまで引っ張りに引っ張り、最終回のBパートでついにやってくれやがりました。内容については、考察系のサイトさんが詳しく書かれることでしょうから割愛。しかし、これだけは言えます。企画段階で主要キャラクターたちの性別を逆転させていたら、やおい同人界で大ヒットを記録していたであろうと。そんなわけで、この作品は百合同人界がどのくらい成熟してきたかを測る、よいサンプルになるものと思われます。個人的には、かつて親友であったマユミをクラス中が無視する手助けをしてしまったヤサコが、その弱さを超克してイサコと向き合い、じつは幼い頃からずっと繋がっていたこと、ミチコを産み出したのはヤサコとイサコの現実を受け入れられない心であることを知るに至り、少女の檻からふたりの絆でもって飛び出すという流れ、そこに撃たれましたですね。そして、他人と関わることを避けてきたイサコは傷付くことを怖れぬ勇気を、八方美人であるがゆえに大事な人を傷つけてしまったヤサコは真摯に相手を想う優しさを手に入れたのではないかと思います。目に見える「ともだち」という関係を築くことはできなかったかもしれない、しかしもっと深いところで繋がっている彼女たちは、いつかまたふたたび出会い、手を差し伸べあうことでしょう。それは、ふだん意識することのない水や空気のようなもの。だがそれなしに、人は生きていくことができないのです。で、コイル探偵局のメンバーなんですが、この最終回で No.0 メガばあ、No.1 ヤサコの父、No.2 玉子、No.3 猫目、No.5 ハラケン、No.7 フミエ、No.8 ヤサコというラインナップであることが判明しました。しかし、No.4とNo.6が誰なのかは語られず。しかし、すでにお気づきの方も多いでしょう。これは四番目のサヨコである佐野美香子先生、そして六番目のサヨコである津村沙世子のための欠番なのだと*1



BLUE DROP 第9話「Lagenaria siceraria」を視聴。学園での生活描写を丹念に積み上げてきたおかげで、いよいよ明かされ始めた萩乃とマリの関係に、もう胸がギューッと痛くなるかんじですね。さいきん、まんまお子ちゃまのマリがかわいくてしゃあないんですよ。つうか、ふたりがネヴィちゃんとアーエルに見え始めたんですけど、これって重症かも。まぁ、なぜ萩乃がマリにこだわるのかはまだわからないんですけど。それだけに、最愛のオノミルを見殺しにされたと思っているアザナエルの怒りも行き場がなくてせつないですな。いや、いまのところツバちんが相手してるのか・・・ツバちんは萩乃(=エカリル)ラブってことでいいんですよね。しかしそうすると、誰も報われないんじゃないかという悪寒が・・・。なんか後半は観るのがつらそうだぁ。ていうか、幼少時の回想シーンでひとり絵本を朗読するミッチーの姿に泣きそうになりました。



CLANNAD 第8話「黄昏に消える風」を視聴。「おのれが最悪です」とか、たんじょうびセットをあきらめられずに身震いするアホの子全開の風子がかわいすぎてもう。で、ふーちゃんを徹底的に慈しみ、ことあるごとにその身の上をはかなんではべそをかく渚がかわいすぎてもう。そういえば、前話の「それパクリですぅ」には悶え死んだなぁ。なんか、いま現在で最高レベルの萌えが体現されているような気がします。ほんと京アニさんは物事の本質というものをわかっていらっしゃるなぁと。え、お前に言われたくないって?どうもすいません。



ついでにあげちゃえその1。マクロス ダイナマイト7 第2話「墓場」から、ゴールディお姉さま(違)の毒牙にかかるミレーヌさんのあられもない姿。OVAだけにやりたい放題の内容がすがすがしすぎます。もうアレだね、イッちゃいなよ(フィーバーとフューチャー by GYM)。あぁっと、不適切な発言をお詫びして訂正します。ミレーヌ逃げて(棒読み)。



ついでにあげちゃえその2。もやしもん 第8話「農大正門攻略戦」から、樹先生の媚薬を手に入れたことで、抜き差しならぬ関係になってしまった元ミス農大の武藤さんと、マスコットキャラ的存在の1年生葉月たん。ハチクロやのだめのノイタミナ枠だけに、このエピソードはスルーされるんじゃないかと思っていたんですが・・・やってくれますねぇ。かつての汚名を返上するためにも、今後ともフジは深夜アニメ枠にやさしくしたほうがいいと思います。

*1:http://d.hatena.ne.jp/skb_mate02/20070814 を参照くださいませ。